最終日。
ホテルに荷物を預けて出発です。
今日は、博物館のみ。
じっくり見たいと思います。
なので、写真はほぼなし!
春日大社 国宝殿【最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展】

かっこいい看板ですね。
看板にもある童子切の再現。


童子切は東博所蔵です。
全国から国宝・重文の太刀が一堂に会するとういうすばらしい展示。
圧巻です!
日本刀がとても美しいのはもちろん。
その中でも、太刀の優雅なことといったら!
贅沢な拵で腰に下げた姿を想像するとゾクゾクしますよね!!
ところで、意外に混んでいました。
若いお嬢さんで!

あっ・・・そういうこと。
これって、すごいコンテンツだと思う。
春日大社の国宝殿に若いお嬢さんがあふれるなんて考えられなかったですもん!
ちょっとブレイク。
逆さ大仏殿を撮っていると、カメラを構えた一団が。

野鳥の渡りを撮っている方々でした。
みなさん、大きなカメラです。
いいなー。
今日は、雲多め。

流れる雲のすき間から、強い日差しです。

春日東塔跡に鹿が集まってました。

のんびりリラックスしてるけどなんでここ?
しばらく観察して気づくことがあった。
ここ、柵で囲まれて立ち入り禁止なのです。
鹿せんべいに、なびきもしない。
どうも、観光客に疲れた鹿が集まってるもよう。

鹿もたいへんだな・・・。

お昼!
奈良国立博物館
今年は、二枚看板です。
【おん祭と春日信仰の美術】
絵師に焦点をあてた展示。
中でも、本殿御間塀の図が印象的でした。
下図なども合わせての展示。
時代が変わっても様式を踏襲し社を飾るという心が伝わってきます。
【法隆寺金堂壁画写真ガラス原板】

文化財調査・保護にとって、写真記録がいかに有効で重要かという展示。
記録写真を撮るとき、物の正確な情報を撮ることは必須です。
その中に、五感や空気も写し入れることができたら。
見る人の心を動かし、文化財を守っていこうという気持ちをおこさせることができるかもしれません。
そう強く感じたのが、近畿宝物調査写真帖。
美しいプラチナプリント!
無著が息をしているようです。
言葉では伝わりません。
展示されているこれらの重要文化財指定のプリント。
ぜんぶ東博が持ってるんですね。
難しいとは思いますが、ぜひ、時々展示してほしいです。
そして・・・原板を見ることができるとは!
法隆寺金堂壁画写真カラス原板!!
感激しました。
なんて繊細で優雅!
原板はネガだけど菩薩の柔らかい肌の色が感じられるほどです。
焼失前の壁画はそれは美しかったのでしょう。
一方、これはこの原板だからこその美しさもあると思います。
あー・・・前期も見たかったなぁ。
来週で終わっちゃうけど、文化財と記録写真に興味のある方は見て損のない展示だと思います。
すっかりお気に入り。
興福寺 中金堂
現状を保護するのかと補修・復元をどのように進めるのかも考えどころ。
今年は、すばらしい展示を見ることができて本当によかったです。
時間になりました。
転害門
内より外へ。

外より内へ。

またお会いしましょう!
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