正倉院の世界展 後期

後期展示です。


金曜日の今日は、19時05分に到着。

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前期ほどは並んでいません。
待ち時間は20分で、それ以上に長くなることはありませんでした。

関東の方は、並ぶのが上手です。
列のさばき方もスマート。
待ち時間の長さはともかく、「並ぶ」ことにストレスを感じないのはいいものです。


購入した絵葉書から画像を。


【平螺鈿背八角鏡】

夜光貝と琥珀で描かれた宝相華文がとても美しい。

展示されているのは、【八角鏡 平螺鈿背 第13号】です。

でね。
お土産で売っていた絵葉書がこちら。


こっ・・・これは?

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【円鏡 平螺鈿背 第9号】だぞ!

帰って見なおしてから気がつきました。
螺鈿鏡の絵葉書はこれだけだったと思う。

あれ〜、前期に円鏡出てた?
ないよね??

東京で展示される正倉院宝物は一度以上は見ているのです。
ってことで・・・前期は私・・・流し見しててですね。

ほぼ【螺鈿紫檀五絃琵琶】しか目に入らなかった。


【紫檀木画槽琵琶 第2号】

後期に五弦琵琶がなくて残念に思う方。


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この琵琶が劣ることは決してありません!
可憐な木画をぜひ見てほしいです。


【竜首水瓶と漆胡瓶】

この二つが並ぶ日が来るとは!
造形のルーツを同じくする二体。


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どちらも美しい曲線にうっとりです。

普段、竜首水瓶は法隆寺館に展示されています。


【白瑠璃碗】

おとなりに東博のガラス碗も【白瑠璃碗】として展示されていました。

すてきな企画です!
比べるとよくわかります!!

大きな違いは、カット面です。

正倉院宝物は、亀甲。
東博は、円。


ところで、ガラスと水晶の主成分は同じ物質なのです。


「ガラスは結晶していない。だから長い時間が経つと今の姿を保てない。」


昔、科学番組で聞いてから、ガラスの魅力にやられてしまいました。
こんなに硬いのに、自らゆるゆると崩れるなんて!

すっごく儚くて愛らしい!!


以前にも正倉院のガラスの稀有なことを書きました。
ガラスが 1000年以上も当時のままで存在するのは有り難いことです。


白瑠璃碗は、今もゆるやかに形を変えています。

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1000年後は姿が違うかもしれません。
でも、きっと美しさは変わらないでしょう。

それは、正倉院宝物すべてに言えることです。


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8時30分 サロンでお菓子とコーヒー。


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おいしい!


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前回悩んだ道中財布を買っちゃいました。


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宝物モチーフがかわいい!


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緒締めをとんぼ玉に変えようと思ってます。


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それにしても、ナイトミュージアムいいですねー。


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またちょくちょくくるとしよう!


今回東京にお出ましの宝物は、メインを張れるものばかり。
あと一週間、まだの方はぜひ訪れてくださいね。


これも昔、正倉院の番組で言っていたこと。


「正倉院宝物は、宝石などと違い人が作った美しい工芸品であることにすばらしい価値がある。」


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人の手がどれほど美しいものを産むのか驚嘆するばかりです。




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