大きな骨董市に行ってきました。
商品は、いわゆる【骨董】。
古民具などが中心となります。
探すものは、【緒締め】として出されているもの。
ガラス製の緒締めは、やはりアイヌを崩したものが多い。
明治期の小粒の簪玉もポピュラーです。
ビーズをあつかうショップもわずかながらあります。
が、どちらにしてもそうそう目に付くものは出会えません。
それでもかようのは、時々なにかあるからなのです!
お店を流しているときに目に飛び込んできました。
ここでこんな王道の玉があるなんて!
・・・激安・・・不安になるくらい。
市場で同等の大きさの安値と比べても、6割以下だと思う。
買うとき、思わず値段を二度聞きすると。
ちょっと若めの店主?さん。
私が値切るのかと思って一瞬みがまえたようでした。
ねっ・・・値切ろうか?!
でも、あんまりだから、
「いただきます。」
と、変な間があいてしまい、怪訝な顔をされました。
【7層シェブロン・アフリカ渡り】

7層シェブロンは、1500~1600年代に造られた最初期のトレードビーズになります。
400~500年は経っているビーズなんですね。
主にアフリカとアメリカ大陸に渡っていきました。
アメリカ大陸渡りの7層は極小粒。
すでに入手済みです。
アフリカ渡りは大玉が多い。
シェブロンとしてはこっちがスタンダードではないでしょうか。
この7層、手に入らないものではありません。
稀少とはいえ、数もそこそこ出ています。
ただ、古いだけあってコンディションもさまざま。
その個体が気に入るかどうかが問題なのです。
値段はサイズとコンディションによって幅があります。
なので、気に入ったこが予算にみあうかが大問題なのです!
さて、このこ。
状態は、VeryGood でいいんじゃないかな。
シェブロンはカットと研磨によって個性を見せます。
それぞれ好みがわかれるところですよね。
多く見るのは、青多めか白で青を縁取って赤まで出すパターン。

私は、白多めが好き!
大玉で白多めは少数派ですが、ばっちり好みです!!
肌がなんのひっかかりもないくらいなめらか。
ここにくるまでのどこかで磨かれた可能性もあります。

だとしても、チップまでもつるつる!
とても美肌!!
並べてみた。

右の一番大きいこは、30mm。
左の小さいこで、20mm。
このこは長軸で、26mm ありました。

太さは右で 20mm アップです。
左は6層の研磨だと推測できるから、
元はどれも同じくらいあったんじゃないかな。
ガラスの質にも違いが。

若いこは若い!

えび茶のこは、比べるとやっぱり異端だよね。
もう一点、変わりダネです。
こちらは、バーマイトといっしょに【eBay】で。
【オールド5層シェブロン】
7層についで古いシェブロンが、オールド5層。
1600~1700年代に造られました。
アスペオタイプでころんとした容姿が魅力的。
このこたちはガラスの質とカラー構成から、オールド5層なんだと思う。
なのに・・・。

フラット!

フラットタイプって、もともとフラットだったのかな?

現地で加工されたものかも??

かわいいな!

つなぎを落札中!!
この歳になって、ようやくシェブロンの魅力が解りかけてきたかも!!
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