2019 今年は物欲! 梅雨の巻 【 掘り出し物はあるのか? 】

大きな骨董市に行ってきました。

商品は、いわゆる【骨董】。
古民具などが中心となります。

探すものは、【緒締め】として出されているもの。
ガラス製の緒締めは、やはりアイヌを崩したものが多い。
明治期の小粒の簪玉もポピュラーです。

ビーズをあつかうショップもわずかながらあります。

が、どちらにしてもそうそう目に付くものは出会えません。
それでもかようのは、時々なにかあるからなのです!


お店を流しているときに目に飛び込んできました。

ここでこんな王道の玉があるなんて!

・・・激安・・・不安になるくらい。

市場で同等の大きさの安値と比べても、6割以下だと思う。

買うとき、思わず値段を二度聞きすると。

ちょっと若めの店主?さん。
私が値切るのかと思って一瞬みがまえたようでした。

ねっ・・・値切ろうか?!

でも、あんまりだから、

「いただきます。」

と、変な間があいてしまい、怪訝な顔をされました。


【7層シェブロン・アフリカ渡り】

tombo2019_06_048

7層シェブロンは、1500~1600年代に造られた最初期のトレードビーズになります。
400~500年は経っているビーズなんですね。
主にアフリカとアメリカ大陸に渡っていきました。

アメリカ大陸渡りの7層は極小粒。
すでに入手済みです。

アフリカ渡りは大玉が多い。
シェブロンとしてはこっちがスタンダードではないでしょうか。

この7層、手に入らないものではありません。
稀少とはいえ、数もそこそこ出ています。

ただ、古いだけあってコンディションもさまざま。
その個体が気に入るかどうかが問題なのです。

値段はサイズとコンディションによって幅があります。
なので、気に入ったこが予算にみあうかが大問題なのです!


さて、このこ。

状態は、VeryGood でいいんじゃないかな。

シェブロンはカットと研磨によって個性を見せます。
それぞれ好みがわかれるところですよね。

多く見るのは、青多めか白で青を縁取って赤まで出すパターン。


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私は、白多めが好き!

大玉で白多めは少数派ですが、ばっちり好みです!!


肌がなんのひっかかりもないくらいなめらか。
ここにくるまでのどこかで磨かれた可能性もあります。

tombo2019_06_050

だとしても、チップまでもつるつる!

とても美肌!!


並べてみた。

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右の一番大きいこは、30mm。
左の小さいこで、20mm。
このこは長軸で、26mm ありました。


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太さは右で 20mm アップです。
左は6層の研磨だと推測できるから、
元はどれも同じくらいあったんじゃないかな。


ガラスの質にも違いが。


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若いこは若い!


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えび茶のこは、比べるとやっぱり異端だよね。



もう一点、変わりダネです。

こちらは、バーマイトといっしょに【eBay】で。


【オールド5層シェブロン】

7層についで古いシェブロンが、オールド5層。
1600~1700年代に造られました。

アスペオタイプでころんとした容姿が魅力的。


このこたちはガラスの質とカラー構成から、オールド5層なんだと思う。


なのに・・・。


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フラット!


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フラットタイプって、もともとフラットだったのかな?


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現地で加工されたものかも??


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かわいいな!


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つなぎを落札中!!


この歳になって、ようやくシェブロンの魅力が解りかけてきたかも!!

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