おもしろいビーズがありました。
アフリカ渡り。

鉄製ビーズ!
類似のものでは、シルバーメタルやアルミニウム製があります。
こちらはいろいろ手に入るんだけど、鉄製はなかなか出てきません。
黄色のは、銅か真鍮。

ホールもボディもいい感じに磨耗して、雰囲気も抜群。
アンティークあるかなぁ? ビンテージは十分ですね。
試しにマグネットにくっつけてみて、鉄なのを確認しました。
さて、どうしよう?
アンティークでは、パティナ【錆】も大事な要素のひとつです。
パティナを落としたしまったがために、価値が激減してしまうことも。
また、フェイクではそれらしいパティナをつけて欺いたりもします。
ただ、鉄に関して。
そのままだと腐食が進み、ぼろぼろになっちゃう!
遺物として扱う場合は、保存処理をして保管です。
このこも見ての通り、赤錆が出てます。

末路が想像できる・・・。
現在も鉄製のビーズはあります。
それは、メッキや塗装という防錆処理をしてあります。
古い鉄製ビーズがあまり出て来ないのは、
さびさびのぼっろぼろになってしまうからでは?
この先もネックレスとして使っていきたい!
思い切って錆を落としたいと思います!!
ケースにクエン酸液。
めんどうなので、すでに液体になってるやつを100均で。

ぶくぶくと約5時間浸けてみました。
中性洗剤でよく洗う。
一粒づつ水分を残さないように拭きとると・・・。

ザラザラした赤錆がとれました!
ちなみに、銅の方も少し緑青が浮いていました。
銅は経年も楽しめる。
なるべくパティナは残るようにしたいけど、
緑青は広がりやすいし、服を汚しちゃったりしますよね。
なので、重曹でその部分だけとることに。

こっちも重曹液を買ってきてこすり取っただけです。
さて、このままだとすぐに錆びちゃうでしょう・・・。

ボールにお茶パック。
私は100均で買ったけど、お茶殻で十分。

投入!
煮る!!

ぶくぶく。
30分ほど。 実はてきとー(いつものように)。
こんなことをしてると、染色だよねー。
もう藍しかやってないから、ちょっとわくわく。
煮る道具はいくらでもあるのだ。

まっ黒!
このまま、2〜3時間 置いておきます。
鉄瓶の手入れと同じ方法。
タンニン処理で、赤錆を黒錆に!
あれ? これに酢酸足したら鉄媒染液にできないのかな??
酢酸足さなくてもよさそうな気もする。
やっぱり、また、草木染めやろうかな。
どうなったでしょう?!

水洗い。

ちゃんと黒くなってますね。
まっ黒になりすぎるかと心配してたけど、大丈夫でした。
黒錆をつけると錆にくくはなるけど、完全に防ぐのは無理です。
今後は、使ったらよく水分をふきとる。
錆が出る前にときどき、錆が出たら深くなる前にすぐ。
お茶を引いてあげましょう。
ということで!
【オールド鉄製ビーズのネックレス】

購入した状態がとてもすてきだったので、紐だけ丈夫なものに交換。
形状は2種類ありました。

フラットな円筒型と槌目のある樽型。

銅もいい感じ!

すっごく、かっこいい!!
着けるとさらにかっこいい!!!
- 関連記事
-
コメント