とんぼ玉 vol.81 【 オールド鉄製ビーズのネックレス 】

おもしろいビーズがありました。


アフリカ渡り。

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鉄製ビーズ!

類似のものでは、シルバーメタルやアルミニウム製があります。
こちらはいろいろ手に入るんだけど、鉄製はなかなか出てきません。


黄色のは、銅か真鍮。

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ホールもボディもいい感じに磨耗して、雰囲気も抜群。

アンティークあるかなぁ? ビンテージは十分ですね。

試しにマグネットにくっつけてみて、鉄なのを確認しました。


さて、どうしよう?


アンティークでは、パティナ【錆】も大事な要素のひとつです。

パティナを落としたしまったがために、価値が激減してしまうことも。
また、フェイクではそれらしいパティナをつけて欺いたりもします。

ただ、鉄に関して。

そのままだと腐食が進み、ぼろぼろになっちゃう!

遺物として扱う場合は、保存処理をして保管です。


このこも見ての通り、赤錆が出てます。

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末路が想像できる・・・。


現在も鉄製のビーズはあります。
それは、メッキや塗装という防錆処理をしてあります。

古い鉄製ビーズがあまり出て来ないのは、
さびさびのぼっろぼろになってしまうからでは?


この先もネックレスとして使っていきたい!
思い切って錆を落としたいと思います!!


ケースにクエン酸液。
めんどうなので、すでに液体になってるやつを100均で。

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ぶくぶくと約5時間浸けてみました。

中性洗剤でよく洗う。

一粒づつ水分を残さないように拭きとると・・・。

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ザラザラした赤錆がとれました!


ちなみに、銅の方も少し緑青が浮いていました。

銅は経年も楽しめる。
なるべくパティナは残るようにしたいけど、
緑青は広がりやすいし、服を汚しちゃったりしますよね。

なので、重曹でその部分だけとることに。

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こっちも重曹液を買ってきてこすり取っただけです。


さて、このままだとすぐに錆びちゃうでしょう・・・。


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ボールにお茶パック。
私は100均で買ったけど、お茶殻で十分。


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投入!

煮る!!


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ぶくぶく。

30分ほど。 実はてきとー(いつものように)。

こんなことをしてると、染色だよねー。
もう藍しかやってないから、ちょっとわくわく。
煮る道具はいくらでもあるのだ。


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まっ黒!

このまま、2〜3時間 置いておきます。

鉄瓶の手入れと同じ方法。
タンニン処理で、赤錆を黒錆に!


あれ? これに酢酸足したら鉄媒染液にできないのかな??
酢酸足さなくてもよさそうな気もする。

やっぱり、また、草木染めやろうかな。


どうなったでしょう?!


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水洗い。


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ちゃんと黒くなってますね。
まっ黒になりすぎるかと心配してたけど、大丈夫でした。

黒錆をつけると錆にくくはなるけど、完全に防ぐのは無理です。

今後は、使ったらよく水分をふきとる。
錆が出る前にときどき、錆が出たら深くなる前にすぐ。
お茶を引いてあげましょう。


ということで!


【オールド鉄製ビーズのネックレス】

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購入した状態がとてもすてきだったので、紐だけ丈夫なものに交換。


形状は2種類ありました。

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フラットな円筒型と槌目のある樽型。


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銅もいい感じ!


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すっごく、かっこいい!!


着けるとさらにかっこいい!!!


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