【セカイモン】から年末落として、先日届きました。
【バーマイトの大玉】
バーマイトは、ビルマで採掘される琥珀。
琥珀の中でも古い白亜紀のもの。
他の琥珀よりも硬いです。
そして、なによりの特徴は。
青く蛍光すること!
っで、このこは【バーマイト】ですよ!って出品されていました。
ビーズの世界では知られている、ミゾラム・アンバー もバーマイトでしたよね。
ほんとかよ?
と思いながら、気になるものは落札です。
ビーズは本物もフェイクも実物を手にしてなんぼ。
失敗してなんぼのものなのだ!
じゃん!

どれも 20mm を超える大玉。
まず、琥珀なのでしょうか?
これは、静電気テストは OK でした。
飽和食塩水も作ろうかと思ったけど、面倒なのでやめました。
手に取ってみて、琥珀だろうと思ったから。
インクルージョンもかなり。
クラックもそれなり。
工具で削った跡があるけど、面取りしたような箇所もある。
原石からの削り出しだと想像できます。
よく見るといびつ。洗練された感じはしません。
このことから、時代は、ちょい古。戦前はあるかな?
と思いました。
プレストかどうか心配だったけど、この様子では大丈夫みたい。
琥珀であってもバーマイトなのか?・・・は信じましょう!
色は、レッド系とオレンジ系。
バーマイトらしい色ですね。

きれい!
ということで!!
【バーマイトとコンクシェルのネックレス】

ペンダントとネックレスに組みました。
昨年、台湾で購入したコンクシェルビーズです。
コンクシェルは想像した通り、それほど古いものではなさそう。
おそらく、インド製。 ナガかもしれません。
ペンダントはシンプルに。

オレンジのバーマイトを使用。

アクセントに古いブラスビーズとジャワの古代玉。
ネックレスはボリュームをもたせました。

レッドのバーマイト。

シェルパコーラル。

ジャワ。
ネックにあたる部分は、ペキンのシード。
黒に見えますが、極濃の赤紫も混ざってます。

民族風のすてきなネックレスになりました!
さて、検証してみましょうか。
バーマイトの蛍光性です。
さすがに、冬の太陽光で蛍光する品質ではありません。

よーーーく見ると、ハイライトがふわっと青みを帯びてるくらい。
比較に、こんなのを用意しました。

小玉のビーズもバーマイト。
ブラックに乗せているのでわかりにくいですが、
カラーは、イエロー系とグリーン系。
勾玉は、ドミニカ。
UV-LED を当ててみます!

小玉の方がブルーが強いですね。
今回のこたちはブルーグリーン。
これが、質の差なのかカラーの差なのかは不明です。

このドミニカは、グリーン。
そして。
ブルーアンバーといわれる琥珀だけが蛍光するわけではなく、
どの琥珀にも蛍光するものはあります。
もう一つ検証!
【アンブロイドのネックレス】

センターは、李朝の服につけられていたボタン。
とってもきれいです!
アンブロイド【練り琥珀】というお話しでした。

人工着色だけど、なんともいえない赤です。

奥から湧いてくるようにみえるのは、
ベースが、琥珀だからなのかな。
製造国はどこなんでしょうね?
ヨーロッパかロシアですかね??
穴周りの加工は現地っぽい。
このラインがあるから、
穴のラインもやわらかく映って見えますね。
人工物だからこその妖しい魅力です!
ネックレス部分は、別に購入したもの。
素材は不明だけど、トップのアンブロイドにぴったりです。

おそらく、ビンテージのコスチュームジュエリー。

トップと同等に見えるから、もしかしてこっちもアンブロイド?
UV-LED いっちゃいましょう!

これが・・・。

アンブロイドの方は、蛍光しましたね!
ただ、バーマイトは内側から浮き上がってきますが、
アンブロイドはぺったりと全体が蛍光しています。
いかにも、練ってある感じ。
ネックレス部分のビーズに注目して。
同じように見えてもこちらは蛍光しません。
琥珀の可能性は少ないでしょう。
たぶん、ベークライト(プラスティック)かルーサイト(アクリル)なんじゃないかな。
「なんだ、フェイクじゃん。」
と言わないで!
ビンテージ・アンティーク素材として、
ベークライトもルーサイトも確固たる地位があるのです!!
いろいろ面白い【琥珀】です。
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