今日は、京都にきています。
なぜに?!
というのは、のちほど。
あはっ! 京都タワー!!

さすがに観光客密度が高い!
小雨が落ちています。
今年、MacBook Pro はもちろんだけど・・・。
F600EXR もやばい!
私のかわいい、F600EXR。
動作もぎこちないけど、画像も歪んできたみたい。
ピントもあやしい。
中心に曇りがあるのは、レンズのフードに傷があるから・・・。
みんな、今年が最後のお勤めになると思うの。
だから、あえてぼろぼろのままでいきます!
目的地はここです。
蓮華王院 三十三間堂
桃山時代の南大門。


すてき!
ちょーメジャー。
でも私、前回から、20年はたってると思う。
というか、京都中心部には来ないので・・・。
ずいぶん、記憶と違ってます。
下足箱がこんなになってるなんて!

係の方が大変そうにしてた。
堂内は、みなさんご存知。
すばらしい千体の観音さま。
二十八部衆と風神・雷神が控えます。
ここの観音さまは、数もいらっしゃるので出張も多い。
東博にもいましたよ。
それが今、すべてお揃いになってます!
なかなかないこと。 訪れるなら今です。
なんといっても、観音堂!


長いというだけで、どきどきです!!
扉がっ!


阿弥陀来迎図 ってあるでしょ。
その時が訪れると、阿弥陀さまがお迎えに来るという。
観音さまを従えて。
僧侶が臨終の際は、
来迎図の阿弥陀さまから五色の糸を伸ばし握らせるなどしました。
見守る僧侶が、
「何が見えていますか?」
と、来迎の有様を伺ったとも伝えられています。
来迎を語る御方は、いなかったようです。
ある人のお話。
彼は、心臓が悪く発作で心肺停止になりました。
幸運が重なり、10日あまりで目が覚めました。
その間、広くて気持ちのいい原っぱにいました。
たくさんの人が、思い思いに穏やかにしていました。
すると・・・。
どこからともなく、事務員っぽい人たちがパイプの長机と椅子をもってきて。
「受付でーす!」
カランカラーン とハンドベルを鳴らすんだそうです。
今まで穏やかにしていた人たちが、我先にと受付に向かいます。
受付を済まそうと、それはとんでもない混乱です。
「終了でーす!」
彼は受付してもらうことができませんでした。
人々は原っぱに散って、また、のんびりと気持ち良く過ごします。
いくらかの時間が過ぎて。
「受付でーす!」 カランカラーン。
「終了でーす!」
何度か繰り返すうちに、彼は腹が立ってきました。
「整理券を配ればいいじゃないか!!」
結局、自分だけ受付することができませんでした。
気づくと、周りにはもう誰もいません。
どうしたものか? と。
ふと、彼方から、明るくなってきます。
眼をこらすと、
眩い光に、何百という仏さまが、
シャランシャランとこちらに向かっていらっしゃるのでした。
それはそれは、荘厳で美しいお姿だったそうです。
そして、いよいよ最後に現れたのが・・・。
大きな、お猿さんだったんですって!
お猿さんは、なぜか目がなく、真っ黒い穴が空いていました。
その真っ黒い眼孔がどんどん大きくなって、
彼の目になりました。
真っ黒い穴になってしまった目を一生懸命開けると。
集中治療室の明るいライトと、家族の顔が見えたんだそうです。
これは、父のお話。
目が覚めた直後、何度も聞かされました。
あの世に行くにも、受付をしなければいけないんですね!
そりゃそうでしょう。
いつまでも古い形式じゃあ対応しきれないですもん。
それも、15年以上前のことです。
あの後、整理券を配るようになったかもしれません。
今はきっと、IDとパスワードを入力させられるんじゃないですかね?
パスワード・・・忘れたらどうしよう?!
ちょっと、楽しみです!
もちろん、臨死の幻覚ですが。
来迎を見たというのがいいでしょう?
残念なことに(?)阿弥陀さまではなく、お猿さんの来迎でしたけど!
それにしても、どんなに美しいご様子だったのかと羨ましいかぎりです。
想像しても及びません。
今年 9月。
今回は、お猿さんではなく、ちゃんと阿弥陀さまがいらしたようです!
前回のように話しを聞くことはできないから、
その時が訪れたら、ぜひ、私のところにもお願いします!!
でも、たぶん・・・。
「お前は勝手にどこにでもいってしまえ!」
っていわれると思う。
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