Illustratorデータを svg にすると、実際どんふうに書かれるの?
と思っている方むけに。 プロの方は無視しちゃってくださいね。
svgデータ といっても、円や矩形など「図形」の扱いについてではありません。
【 フリーのベジェ曲線 】についてです。
役に立つのか立たないのかもわからない!
どっちかといえばわからなくてもいい!!
というお話です。
では、始めましょうね。
こんなデータを用意しました。

レイヤーには、
1・グラデーション
2・直線による図形
3・2と同じ座標の曲線による図形
4・直線ライン
5・不透明度
6・パターン
というオブジェクトが入っています。
svg を開いてみましょう!
ずらりと数字が・・・ひー!!
という、数字大っ嫌いな方でも大丈夫です。
数字だなぁー・・・とぼーっと眺めるくらいで十分。

最初は、svg ですよーと書いてあります。
【 xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink" 】は、
グラデーションやパターンを使うと付いてくるようです。
このあたりは、特に調べたりしてないんでよろしくお願いします。
次は、それぞれのスタイル。

塗りと線の指定だけです。
fill・塗り
stroke・線
あくまで、Illustrator ですからね!
この 2つの要素にスタイルが付けられるだけです!!
.cls-5, .cls-6 {
stroke-linecap: round;
stroke-linejoin: round;
stroke-width: 5.67px;
}
これは、ラウンドの線。
線幅もスタイルで。
.cls-7 {
stroke: blue;
stroke-miterlimit: 10;
stroke-width: 14.17px;
}
こっちは、マイター。
.cls-8 {
fill: #fbb03b;
opacity: 0.5;
}
不透明度。
そして、グラデーションとパターンの指定。
.cls-4 {
fill: url(#名称未設定グラデーション_4);
}
.cls-9 {
fill: url(#波_カラー_);
}
url の内容は、スタイルの下にずらーって!

ここいらは、Illustrator におまかせですね。
ちなみに、シャドウなんかは、
ラスタライズされ画像として読み込まれていました。
そして、実際のオブジェクトは、

<title>test</title> 以下です。
タイトルは、ファイル名。
レイヤーは、g で括られます。
子レイヤーも g 、グループも g!
オブジェクトを見ていきましょう。
作図をする方にはおなじみですが、見慣れない方もいるかしら?
path・曲線による図形(オープン・クローズド)
polyline・直線による図形(オープン)
polygon・直線による図形(クローズド)
と思っていただければ! ざっくりと!!
他にも、
line・直線
circle・円
rect・矩形
等、図形名で指定されたりします。
試したところ、Illustrator では、
図形ツールで描画すると、図形名になります。
っが、数値での描画は図形名だけど、
ドラッグだと、line 以外は path になることもありました。
気まぐれ?
ちょっとまって、パスにオープンとクローズドの区別はないの?
と思った方。 するどい!
書き方の例。
<path class="cls-2" d="M153.58,137.55c2,3,10.44,8.89,19.17,5.14"/>
オープン。
<path class="cls-4" d="M185.26,232.09c-43.57-.54-95.56,5.57-110.08-21.06S17.08,110.17,46.13,72.25s96-20.17,131.51,17.75S231.35,232.67,185.26,232.09Z"/>
クローズド。
どちらも、Mから始まってますが、クローズドは Z で閉じています。
では、数字をのぞいてみましょう!
<g id="_2" data-name="2">
<polygon class="cls-5" points="80.84 363.18 176.84 31.18 525.84 162.18 80.84 363.18"/>
</g>
レイヤー2 ・ グリーンの三角形。
polygon だから、直線による図形でクローズド。
points は座標で、2つ一組( x・y )で位置を表します。
三角形なので 3点だけど、クローズドだから終点として始点の座標が書かれます。
これは、だれでもわかっちゃう!
じゃぁ・・・。
レイヤー3 ・ ピンクの曲線。
Illustrator では、先の三角形のアンカーのハンドルをひっぱったもの。
それぞれのアンカーの座標データは一緒だ!!
<g id="_3" data-name="3">
<path class="cls-6" d="M80.84,363.18c-169,0-29-265,96-332s321-12,349,131S249.84,363.18,80.84,363.18Z"/>
</g>
じゃん!
ぜんぜんちがうでしょ。 いーー! ってなるかな?
でも、よく見ると、M から 2つの数字と Z 前の 2つの数字が始点終点だとわかります。
その間が、ベクトルデータ。
ここは、ベジェなんだな! と思うだけでいいです。
polygon の方は、単純な座標なので、数値をピコピコ動かせますね。
さて、
svgデータ の修正やバリエーション作成などなどが発生したとき。
Illustrator で描き直した方が圧倒的に簡単で早く確実。
そっちの方がいいのは絶対で間違いありません!
冒頭でいったように、わからなくていいのです。
それでも、
えー、なんか・・・ベジェをデータでいじってみたいー!
っていう、ちょっとめんどうな思考をお持ちの方(私!)。
続きまーす!!
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