台湾・台北 201802 vol.04【建国假日玉市に掘り出し物はあるのか?】

この台湾旅行。
私の最大の目的は初日の午後でした。

3日。 【台北101】を出た私たち。

13時。 大安森林公園駅へ。

週末だけ開かれる、【花市・玉市】です。

高速道路の下を使っているから、雨でもおかまいなし!


最初は、南。【藝文特区】

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がらくた市ですね!

面白く、ひやかしながら歩きます。


ぐるっとまわって、北。【建国假日花市】

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植物がいっぱい! 見ているだけで楽しい。

「日本吉野桜」なんてのもありましたよ。
小物やお茶、はちみつ、乾物なんかも売ってます。

寒かったから、途中でお茶を飲みました。
生姜入りで甘くてとてもおいしい!


さて・・・花市をぬけました。


【建国假日玉市】

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ここです!

市場には、びっしりと、ジェイド【玉】のお店。
値段は言い値。

ここで買うのは、ちょっと、素人にはむずかしい。

ぱっと見た感じ、おそらく・・・。
ジェダイドは手に入らないんじゃないかな?

ジェイドも質のいい【玉】はすてきです。
ジェダイドだから高価なわけではありません。
価値観の持ち方次第で値段はつくものなのです。

せっかく台湾に来たのだから、
【台湾翡翠】(ネフライト)を買ってみては?

でも、間違いのないものが欲しいなら、
ツアーデスクなどで、信用できるお店を教えてもらうのがいいでしょう。

他には、天然石ビーズ・パワーストーンのブレスも豊富。
お土産のストラップも安い。
無理せず、こちらを買うのも楽しいです。


っで、翡翠を買うの?・・・違います。


これから、あるかもないかもわからない出物をさがすのだ。


題して。

【建国假日玉市に掘り出し物はあるのか?】


「出口で待っててね。」

同行の連中をうっちゃって、一人、本気です!


海外でこのような市へくるのははじめて。
でも、買うにあたっての心構えは同じはず!

「相手は人を見ている」

ってことです。

だから私、外見を整えてきました!

この日のために組み直した、乾隆玉のネックレス。
そして、先日組んだ、ヤクボーンのマーラーです。

オールドターコイズのグル玉がポイント!


そーです。 ハッタリです!!


えー・・・そんなの効果はあるの?

と懐疑的なみなさま。

十分あるんです。


こんなふうにハッタってきました!

お店の前に立ったら。
けっしてさわらず、ゆっくり一つ一つ目で追うように。
カメラ・スマホを出してはだめです。
いかにもわかってる程で吟味している風を演出しましょう!

【程】で【風】を自信たっぷりによ?!


重要なのは、
店主にこちらの姿を見てもらうことなんです。


首から胸元のターコイズで視線が止まるのがわかる。

さすが、本物の効果は抜群。

ここで、店主と目を合わせることができたらいい感じ。
にっこり微笑み、軽く会釈です!


たいていの店主が目を合わせてくれました。
商品を勧めてくださる方もいました。


度胸がついたら、いよいよ本番!!


ホワイトハーツを売っているお店がある。
でも、色の深みが今ひとつかな?
フレンチかもしれませんね。

アンティークはありそうな、多色のシードビーズ。
山岳民族系かしら?

小粒シェブロンの連。
たぶん古い2〜4層だと思う。
値段によっては掘り出し物かも。
買うつもりがなければ、手にはとらない。

戦国フェイク玉は、こういうところではお約束。

チベット関係のお店もありますね。

数は少ないけど、探せばなにかありそうな気配です。


そして、一軒。

あっ・・・ あった!

軽く手にとって確認。 そう、これ!


とりあえず、市場をもうひとまわりしようか。

歩きながら、相手が出してくるだろう値段。
私がどう買うのかを組み立てていきます。

必ず出せる金額の上限を決めるようにしましょう。
すぐ交渉に入らないのも、冷静に欲しいかどうかを自身に確認するためです。


ここで、同行連中と鉢合わせ。

「なにかあった〜?」

「ちょっとね・・・考えてるところ。」

「どれだよ! 買えよ!!」

この人たちは、買い物大好き。 っていうか、
人の買うのを一緒に野次馬するのが大好きなのです。


これは、引けなくなったぞ! がんばる!!


参考になるかどうか。
この時のやり取りをノーカットでお届けします。


店主は、お子さんを連れた若いお母さん。
怖そうなおっちゃんじゃなくてよかった。

日本語は通じません。
お互いつたない英単語です。

私の欲しいのは、2本。

まず、1本聞いてみます。

「これ、いくらです?」

「1500元です。」

あれっ? 私が予想した言い値と同じです!

ということは、私に売るつもりですね?
そして、もうちょっと値切れますね??

同等のものが3本あったので、
じっくり1本を選びながら、計算、計算。


ここで外野から茶々が。

「これなんなの? 買うの?」

「そーだけど、本当はこれも欲しいのよ。
どのくらいで買うのか考えてるの!」

で、この人たちに【物】の説明をします。

「へぇ〜。 じゃぁ、おねーさん! こっちいくら!!」

もー、この人たちは日本語で聞いちゃうんです。
そして、勢いで通じてしまいます。


「そっちは、オールド。 1800元です。」

えっ! これは予想より安い言い値。

オールドの差分が300元だけという意外性。
かといって、先の1500元が高すぎるわけでもない。

仕入れ値が安かったんだ?
私が買うと判断した値段かな?

ならば、計算し直さないと。

さて・・・。
底までは浅いのかしら? どうかしら??


今の合計は、3300元。 約1万3000円。
まずは、1万円によせたい。

「両方買ったら、いくらになりますか?」

ここで、店主さん。 電卓を打ちました。

「2700元。」

おっ! 1万円。 いいとこ突いてきますね!
お互い思惑がシンクロしてますねっ!!

だったら、もう少しいっちゃて大丈夫?

考える素振りをしてみる。

すると、電卓を渡されます。

ここで間違うと元の木阿弥。

お土産だったら、思いっきり低く遊んでもいいけど、
そういうたぐいではありません。

「こいつ、わかってないな。」

って判断されたら、
一転、売ってもらえないかも。

これは、国内でも同じです。
物の価値と先方の利を考慮した上での値踏みを。


決めちゃいましょう!


私は、2300元を打って2500元までの落ちだと踏みました。

「2300元では?」

店主さん。 一瞬真顔になって・・・

にっこり。

よし! そのようすはドンピシャ?

「OK!」


交渉成立! よかった!!


ここでまた、外野。

「元、足りるのか?」

「うん。 ちょうど!」

うわ〜、やばかった。 ほんとにぴったりじゃん。
まぁ、なかったら借りとけばいいだけ。
だって、こんな時の同行者でしょ?


店主さんも満足のようでした。
おそらく、計算通りだったんでしょう。


私、お財布を見せて。

「全部なくなっちゃっいました!」

店主さん、笑って。

「じゃあ、100元返してあげる!」

ほんとに?! なんてうれしい!!

「ネパールのですよ。」

という言葉に送られて、無事購入です。


結局、2200元。 約8800円です。

お互いさまの気持ちのいい出来!
ありがとうございました!!


みなさんも、【玉市】挑戦してみては?
なにかに出会うかもしれません。

とっても楽しいですよ!


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このこたちの紹介は、後日、【とんぼ玉】でね。




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