【つづき】「きらいだいっきらいベジェなんて意味わからないし!」
というみなさま。向き不向きはどうしてもあります。
仕事に直接必要なければ、無理しなくていいんですよ。
と、私はいうことにしています。
ここからは、
もうできる方には、呆れられてしまいそうな内容かも?
Illustrator が使えるようになろうと意欲は十分なのに、
ベジェのためにあきらめてしまった方むけの記事です。
その中には、絵を描き続けていて画力がある方もいました。
自分の絵を描くには、手で描くのがやはり一番です。
でも、デザインの仕事を受けて描く。
それを誰かにトレースしてもらう。
やっぱり、自分の意図とちょっとちがう!
いっー!! って、ジレンマに陥ってしまっている方。
塗っちゃってみてはいかがでしょうか?!
うさぎさんに登場していただきました。

3Dのうさぎさん、2Dのイラストになってもらいます。
【塗りブラシ】の手順は前記事のように。

ぐりぐりと塗りましょう。

【線】と【塗り】を反転。
必要な部分だけのこして、消しちゃいます。

塗って。

反転。線の接続部分には、アンカーをもってきます。

不必要な側のパスをダイレクト選択で削除すれば、
消すのも簡単です。

どんどん塗る!

きれいなトレースのポイントは、ちゃんとパスを接触させることです。

お互いのパスにアンカーを追加して、重ねましょう。
接触していないパスは、あとから線幅などを変えたとき、
離れたり飛び出したりしてしまいます。
そのたびに修正が必要になってくるんですね。
私のトレース、なんかがちゃがちゃしてる?
っていうのは、ほぼこれが原因です。
ここは、手を抜かずにお願いします。

分割して描いた線も。

ジョイント!



形や重なりを意識してパスを作っていきます。
そのつど、接触・接続をしていきましょう。
え? 鉛筆ツールじゃダメなのかって?
ダメじゃないです。

でも、鉛筆ツールでトレースのラインをひくって・・・。
たいへんじゃない?

細かい・長いトレースになると、
マウスでなぞるのは、そうとう根性が必要です。

ペンタブレットがあればいいけど、
ペンで自由に線をあやつれる方は、
そもそもベジェで悩んだりしていないですよね。
塗るんだったらできるっていう方のための手段です。

ときどきねじれた部分ができるのは、
アンカーが近すぎるから。

離したり、削除して整えます。

スカートは、ドレープで分割して塗りました。

角を作りたいときは、2本の塗りで。

どうだろう?
他からあがってきたデータは、アンカー、見られてますよ!
必要以上にアンカーの打たれているデータは、心苦しくなります。
一生懸命なのはわかるんですが、直しがあるときに大変なんです。
正直、描きき直したほうが早いものも。
実際、描き直すときもあります。

このイラストで、この程度なら問題はないと思います。
では、画像を不可視にしてみます!
ラインのレイヤーも不透明度を 100% に。

おー! よくできてますね!!
ペンツールを使ってないなんて思えない出来栄え!!!
それでは、仕上げていきます。
長くなったので、次の記事へ。
この先も、一切、ペンツールは使いません!
【つづく】
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