Illustrator おさらいしながら覚え書き中!
今回は、切り抜きとマスク。
【Illustrator CC 2017】から、
画像の切り抜きができるようになりましたよー!
って、さかんにいってるけど。
使ってます?
私は使ってない。
画像は、Photoshop でやるよね。
みなさんがどう使っていらっしゃるのか、
いろいろ調べていたら・・・そうか。
Web のデザインに使えるんですね。
ちゃんと切ることで、サイズを確定させられる。
とりあえず、使ってみよう!

リンク画像では、ダメです。
切り取るんだから、埋め込みで本体がないといけません。

選択して、プロパティかコントロールパネルの、
【画像の切り抜き】をクリック。

ボックスがつくから、動かせばいいです。
で、【適用】。
簡単です!
じゃぁ、このお隣の【マスク】って使ったことある?
私はもちろん、ぜんぜん使いません!
これはリンク画像でも大丈夫。

選択して、【マスク】。
クリッピングパスが勝手にできるから。

バウンティングボックスで縮めればいいのです。

パスだから変形もできます。
自動で矩形のパスをつけてくれるだけなので、
どうせなら好きな形のパスでマスクしたいですよね。
「でも、ベジェ曲線がどうしても苦手なんです。」
そんなみなさま。
たとえばこの妖精さんを切り抜きたいとき。

そして、ベジェ曲線が苦手なとき。
新しい曲線ツールは、一見、手軽です。

これは、任意の3点を通る計算された弧で曲線を描く。
CADなどでおなじみの、スプライン曲線と同じ手法です。
でも、
「思った曲線にならないんだけど・・・。」
っていう方いませんか?
複雑な形状をしっかりトレースするとき。
スプラインの特性を知っておくといいでしょう。
3点で弧が確定しますが、
4点目を打つと、先の2点 と 4点目で 3点。
そこで計算された弧ということになります。

ね? パスがうごいちゃうでしょ!

なので、最初の 3点 で描かれた弧が決定するのは、
影響のおよばなくなった、5点目 を打ったとき。
5点目 を打つまでに、最初の3点の弧 がとどまるように、
アンカーの位置を見きわめる必要があります。

精度を求められたときは、かなりのアンカーを打つことになる。
ここにきて、Adobe でスプラインをみるとは!
と、このツールが実装されたときに思いました。
だって、あれだけ ベジェベジェいってたくせに!
私は仕事上、どちらの線もひいてきましたが、
ベジェの方が早いし精度も高くトレースができます。
ぜひ、ベジェのマスターを!
「いや・・・そんな難しいことじゃなくて、
そこそこでいいから手軽なのないですか?」
Illustrator を教えるときに、よく言われることです。
Illustrator にかぎらず、どのグラフィック系ソフトでも、
ソフトはなにもしてくれないんですよね。
えんぴつが勝手に絵を描いてはくれないでしょう?
ソフトは単に絵筆ですから。
そもそも、Illustrator は、線と塗りしかない。
とても単純な原理のソフトです。
どうすれば、線が描けるか色が塗れるかを知ればいいだけです。
でもそれでは、もともこもないお話。
お仕事でソフトを使わないといけなくなって、
「原理なんていってるヒマはない!」という現実が。
ならば!
少しのスキルでも【できる】方法を探っていきましょう!!
そんなみなさま。
思いきって、塗っちゃいましょう!
私が、どうしてもベジェが苦手な方におすすめしているのは、
【塗りブラシツール】です。

画像の上にレイヤーを重ねて、塗りがわかりやすいように、
レイヤーの不透明度を下げておきます。

選択範囲を結合、精度は必要にあわせて、
サイズもときどきで変更しながら。


どんどん塗っちゃって!

ダイレクト選択ツールで直しながら。

一周して、グループができていたら、解除。
よけいなパスがあったら、それも削除。

複合パスも解除。


外周をのこして削除。

脇の部分を抜きたい。



パスを描いて複合パスでもいいし、
消しゴムでもいいよ!

どう?

クリッピングマスク。

修正はあとからでもできます。

上手にできたかな!
そして応用すると、・・・がんばれば・・・。
外形だけでなくちゃんとトレースができちゃいますよ!
【つづく】
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