先日、【Illustrator】の新機能について書きました。
今日は、普段使っている機能の覚え書きです。
「Illustrator でなにか《おっ!》ていうのないですかねー?」
と、聞かれることがあります。
私は、そういうとき、この使い方。
ちょっとしたカットやモチーフ。
シンボルに登録している方は多いかと思います。
私は、シンボルツールは使っていません。
もっぱら、散布ブラシです。

こんなモチーフを描いて。

ブラシパネルにドラッグ。

散布ブラシで、もろもろの指定は無しにして。
【色相のシフト】だけ付けます。

ぽんぽんとアンカーを落とすと、描けちゃう!

アンカーだけ落としておいて。

一気に配置!

色も変えてみる!!
これのいいところは、ブラシは線だというところ。
原形の大きさが、1pt なんです。
例えば、原形を 1cm で作れば。

pt値がそのまま大きさになるってことです!
「5mm のマークにして・・・やっぱり、8mm にして。」
なんて、ころころ要望が変わるときなんかにすごく便利!
一気に変えられますから。

決まったら、分割すれば普通のオブジェクト。

空のパスは、パスの削除で消してね。

普通だから、いろいろアピアランスが付けられますよ。
せっかくなので、パターンを作ってみましょう!

適当に配置。

ポイントで大きさも自在です。


スウォッチに投げて、パターンオプション。
簡単ですね!


かわいい柄になりました!!
パターンオプションができてから、パターン作りが格段に楽になりました。
ちなみにパターンにすると、
再編集するときは、普通のオブジェクトに自動で戻ってます。
ここまできてなんなんですが。
【色相のシフト】効果的に使うにはちょっとしたコツが・・・。
まとめてみました。

【淡色】【淡色と低明度】は問題ないです。
【色相のシフト】は、CMYK だとこんなです!
【色相のシフト】で白黒を表すには、
黒をグレースケールにする必要があるみたいです。
CMYK の黒で描いても、
ブラシカラーをグレースケールにすれば、黒くなります。
次に、白の表現です。
モチーフの白が K0% だと単純な濃淡になってしまう。
これでは、おもしろくないかなって。
もうちょっと、変化がほしいところでしょ?
そこで、気持ち Kの%を付けるとカラーが変化します。
ここでは5%にしましたが、1%でも大丈夫です。
でもそれが、グレースケールの K だと濃淡になっちゃうんですね〜。
っで! 結局のところ。
CMYK の白黒でモチーフを描く。
白は、ほんの気持ち Kを付けると効果的。
白黒にしたいときは、ブラシカラーをグレースケールの K100% 。
ところで。
店舗や会社で、チラシやパンフレットを作る場合、
今はプリントサービスにたのみますよね。
入稿するとき、黒は、グレースケール 100%にしてといわれると思います。
大丈夫!
モチーフを CMYK で描いても、
ブラシカラーがグレースケールであれば、
分割した際、グレースケールになってくれます。
念のため、入稿するときはアピアランスを分割した方が安心かも。
既存の機能でも、探ってみるといろいろな発見がありますよ!
- 関連記事
-
コメント