【ミルフィオリ その2】
前回、かわいいミルフィオリを購入して。
いいかも! って。
今まで、いまいち惹きつけられなかったんだけど、
少し揃えてみようとオークションです。
今回も、同じセラーさんから。
この方は、ほぼミルフィオリだけを継続して出品されています。
他では見かけないものが多く、かつ、状態も Good。
入札の絶えない人気のセラーさんです。
問題は、
よっぽど(前回のような)でないかぎり、20ドル以下で落とせちゃうこと!
数点づつ出品されるのを、毎日、ぽちぽちしたくなっちゃうんですよね。
ぽちぽちの誘惑に負けないようにと、4点落としたところでアウトしました。
時間をおいて、また・・・たぶん・・・。
では、うちにきたこはこんなこです。
数えきれないほど多種多様なミルフィオリ。
なにがいいのかわからなくなっちゃう。
手当たり次第ではおもしろくないですもん。
選んだ基準の一つを、配色にしてみました。
華やかな、赤のミルフィオリ。
緑・青・白・赤・白 の組み合わせです。

緑・青 と 赤 の、補色色相配色。
ビビッドなトーンでダイナミックな色選びですが、
白をはさむことで、軽やかで上品な仕上がりになっています。

はっきりとしたモチーフと色バランスも絶妙!

コアが白なことも肝。
余分な色が目に入らないから、調和を崩しません。
こちらのこは、やわらかい印象です。
橙・白・緑 の組み合わせです。

橙 と 緑。
対照色相配色の王道といったところでしょうか!

ブライトのトーンが自然な調和。
このこはモチーフが流れてしまっています。
そうなると、たいていは、汚れているように見えちゃうんですよね。

ここでも、モチーフと同色のコアが効いてますよ。
コアからモチーフが浮かび上がってくるようです!
もちろんトーンもだけど、
こんなところからも、やわらかく感じるんだと思います。
つぎのこは、カラフルなマルチカラー。
黄・緑・青・赤・白 の組み合わせです。

それぞれが補色。 色相環の十字に位置した中差色相。
って、むずかしげにいっちゃってますが・・・。
この色の組み合わせのデザインは、毎日、いろいろな場所で、よーく見てます。
【ぐーぐる】とか 【えむえす】とか? 今なら【五輪】とか!
家電のボタンやおもちゃでも定番の配色です。
この4色を使えば、多色でもまとまってくれる。
がっ! それだけにデザイン力を必要とするのです。
既視感が強いので、カラフルでありながら色の印象は軽薄になるかもしれません。
っで、フォルムもいまいちだったら目も当てられませんから。
そんな力不足をどうにかしようと、
本当はなんにもないけど、意味ありげな色をつけてみたりして・・・ねぇ?
簡単にまとめてくれる反面、
力量を試される、すっごくむずかしい配色だと感じてます。
ずいぶん脱線してしまいました!

黄・緑・青が、葉っぱか草原のよう。
かわいらしい赤の花が一面に咲いていますね!

まさに、ミルフィオリ!!
まねしたくなっちゃうデザインです。
最後のこは、なんといっても凝ったモチーフがすてき!
とても量産品とは思えません。

縁に、シェブロン型のムリーネ。
その円形にかこまれた多角形を、黄で縁取り。
黒をベースに、緑と赤で奥行きをつけ、十字形の白が浮かび上がっています。
この、白い十字のこ。
私は、ゴーストかクリオネのようだと思いました。
白と黒の無彩色が効いてますね。
縁のムリーネの外側は、白。 内側のモチーフの黒との対比。
黄で縁取ることで、黒を窓のように浮かび上がらせています。

白の十字形は有機的で、中心に向かってゆらゆらと舞っているよう!
自然と、中心の赤にも目がいきます。
赤は、基本、明度が低い色。
たとえば、光の届かない海では、真っ先に赤が飛びます。
海の中で出血すると・・・緑なんですよ!
黒の面の中に 赤を配置すると、沈んでしまいがちです。
でも、このように目線を誘導させると、意識して鮮やかに見えてくる。
ミルフィオリを選ぶとき・・・有名なレアモチーフのものが欲しい?
もちろん欲しいです!
私も、そのつもりでした。
だから、今までいまいち納得できなくて手を出さなかったんだと思います。
いったん先入観を排除して、いいと感じたもののどこに惹かれたのか?
を、分析してみると、本当に欲しいものがわかるんじゃない?
私は・・・やっぱり、色に惹かれるようです!

みなさんも、自分のお気に入りを見つけてね!!
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