常々、数珠が欲しいなぁ と思っていました。
日本では、数珠は法事用って感じでしょ?
私の欲しいのは、日常的に使っていられるものです。
チベットなどのマーラーを見ると、
大切に伝世された珠や石、モチーフなどが組み込まれています。
持ち主の個性が現れているようです。
日常に根ざし大切に使われてきたことが伺えます。
チベットのオールドマーラーは魅力的だけど・・・お高い!!
とっても私が買えるものではありません。
それよりも、私も自分自身のマーラーを組みたい!
【マーラー・数珠】

山岳少数民族が持ち込む数珠の実は、
チベタンマーラーに入っていることもあるとのこと。
ベルチッタに似てますが、正式名称は不明。

108とボサの下に1珠。

グルとボサが一緒になったブラスパーツ。
どちらも近年のもの。
でも、自分だけのマーラーは、育てていく楽しみがあります。
オールドに負けないほどにしてみせるさ! 死んじゃうころにはね?!

中に、マザーオブパールと珊瑚。
古い根掛け玉です。

中央に、大きなマザーオブパール。
これも、古い簪玉。 ビロードのような!
そして、瑪瑙の大玉。
この玉は、私が受け継いだもの。 祖母の持ち物だと思います。
おそらく、明治・大正期。
珍しいことに購入したまま!

このような化粧箱に収まって、祖父の遺品から出てきました。
当時、私は小学生。
祖母は父が幼い時に病気で亡くなっていて、遺影で顔を知るのみです。
祖母の亡き後、家は傾き没落してしまいました。
裕福な時代に手に入れたのでしょうね。
もちろん私はそんな時代、ぜーんぜんっ知りませんよー。
受け継いで以来、何にしようか?
・・・と、考えているうちにこんなに年月が経ってしまいました。
おばあちゃんの歳なんて、とっくに超えちゃってます。
いいかげんにしないと、私もあっちにいっちゃうじゃんか!
マーラーだったら、ぴったりでしょう。

日本産の美しい瑪瑙。 カーネリアンといっていいです!
この瑪瑙があることで、
このマーラーは私以外のものではありえません。
組んでから数ヶ月。
珠を繰れば、しゃらしゃらといい音がするようになってきました。
赤の瑪瑙と白のマザーオブパールは、
太陽と月をくるくると回しているようで、とてもいい気分です。
- 関連記事
-
コメント