複数のセラーさんが、コロンビアリバーものをまとめて出品していました。
日本の市場には、ペルー渡りのビーズは出ることがあるのですが、
北米のトレードビーズは、一般には、ほぼ出ることがありません。
アメリカのものはアメリカで!
とはいえ、ひとつ問題が・・・。
ペルー渡りのビーズは、地域限定のトレードビーズも多く、
判別がつきやすいです。
北米渡りは、他地域と共通する物がほとんど。
実際、アフリカから持ってきたビーズを北米として売っていることもあるそうです。
フェイクが現れる理由は、もちろん、値段。
北米物は、アフリカに比べて高価なんですね。
では、判別が不可能か?
というと、手にすれば、地域性は確かにあるんです。
国内では信頼しているディーラーさんから譲っていただきます。
それができない海外オークションでは、自分の目だけが頼り。
なんて、頼りない目しか持っていませんが、
経験値を試される分野だけに、挑戦のし甲斐もあるというものです!
アンティークは、身を削らないと見えてこない部分があります。
自分のお金を使って、いろいろ買っていろいろ失敗しましょう!!
【コロンビアリバー・トレードビーズのネックレス】

コロンビアリバーのトレードビーズたち。
産地も様々。

センターは、ペキンですね!

ホワイトハーツは、もちろんベネチア。
単色玉は、おそらくヨーロッパ産。

かわいいアイは、ヨーロッパかペキンか悩むところです。
ロシアンブルーが、3玉。

珍しいグリーンが入っています! すごくきれい!!
ころころとした、グーズベリーでつなぎました。
このグーズベリーは違うセラーさんから。
やはり、コロンビアリバーとしての出品です。
グーズベリーに関しては私の経験不足で、確信は持てません。
とはいえ、このタイプは古い世代。

組むとぴったり! 信じましょう。
北米のビーズは、伝世というよりも、発掘・採取されたものになります。
長く地中にあった、そのたたずまいが独特で魅力的。
海を渡って新しい地を求めたヨーロッパ人と、
それに翻弄されたであろう先住の人々。
歴史が、小さいガラス玉の中につまっています。
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