とんぼ玉 vol.62 【 カーネリアン・デ・アレッポ とイエメンのネックレス 】

イエメンのシルバービーズは、丁寧な細工が素晴らしい。

古い銀貨を素材としているため、銀の純度も高くなっています。

イエメンの銀細工は、ユダヤ人職人が担っていました。
その職人たちがイスラエルに渡ってしまったために、
イエメンでは職人がいなくなってしまいました。

というお話です。

それ以来作られることはなく、
近年、入手困難で高価なアンティークビーズの1つです。


【カーネリアン・デ・アレッポ とイエメン・シルバーのネックレス】

tonbo201612_01

イエメン・シルバーには、職人のサインが刻印されているものがあります。
作り手の誇りが感じられますね。

センターは、大きなロンデル型のイエメンです。


ちょっとわかりにくくなっちゃったけど、よ〜く見て。

tonbo201612_02

サインが入っているんですよ!
このタイプのビーズでは、とても珍しいことなのでした!!


tonbo201612_03

小さいほうもすてき!

カーネリアン・デ・アレッポのダメージも隠せて、
あつらえたように、ぴったり。


かっこいいネックレスに仕上がったと満足です!

tonbo201612_04


私たちには、以前から馴染みのあった土地の名前 アレッポ。
名前の由来になるほど美しいカーネリアンが採れたのでしょう。

今、問題の渦中にあります。

現代、アクセサリーパーツのお店では、
メイド・イン・イスラエル のメタルパーツが売られています。
とても繊細で、技術の高さが伺われます。

技術は、人とともに移動するものなんだ 。
と、あらためて実感します。




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