太陽が昇りきると、みんな、一斉に下山します。
私たちは、朝食用のランチボックスを持ってきていたので、ゆっくり食べて帰ることにしました。

もう、すでに誰もいません。
さっきまでの喧噪がうそみたい。
山頂独り占めです。すごく気持ちがいいですよ！

ひとつだけ、注意しなければいけないのは、急激に気温が上がることでしょうか。
1時間ほどして、私たちも下山します。
帰りは、【階段道】を行くことにしました。

これは相当ハードです。
やはり、ただ積んだだけの大小の石や岩が続きます。踏み外したら崖です。

白人さんたちにはかなわないなぁ・・・と思うのは、シナイ山は、たいした山ではないとはいえ
タンクトップに短パン、サンダル履きで登っていることです。

わけわからないよね？
などど話していた矢先です。

前方に彼らがたむろってる。
行きに出会った、イタリア隊のようです。
女の子がうずくまっています。
どうやら、足をくじいてしまったみたい。彼女もサンダル履き。
男性におぶられて下山していきました。
やはり、ちゃんと靴を履いていきましょうね。

この道は巡礼の道です。
所々に古の教会の跡が点在していて、とても趣があります。
それにしても、この道を往路にしなくてよかった。
いい加減、膝ががくがくです。足や膝が悪い方は【階段道】はやめましょう。

ゆっくりと2時間ほど下ったでしょうか、谷の合間から、セントカタリーナ修道院がみえてきました。
なんてよい景色でしょう！ゴールまでもう少しがんばりましょう！

麓に着きました。しばらくするとセントカタリーナ修道院が見学できる時間になります。
ここも聖地なので、大型バスが続々と見学者を運んできます。
またしてもすごい人。入り口に群がってる。
並ぶという感覚はないらしい。遠慮していたら永久に入れないでしょう。

内部の撮影は残念ながら禁止です。
モーゼ縁の燃える柴の礼拝堂などを見学しました。
教会の中に飾られているたくさんのイコンは必見です。

そろそろ帰る時間になりました。
帰り道、ダバブの町でぶらぶらすることもできます。
シャルムエルシェイクよりはまだ素朴な感じです。
この時点で、元気な方はぜひ！

ホテルに戻ったのは、1時前。
でも、町でお昼を食る頃には、一同、へとへとです。
おつかれさまでした。ディナーまでゆっくり寝てくださいね。

※ここで、ダイバーの方に注意！
シナイ山に行く当日のダイビングは、中止するか、午前中の早い時間の1本のみにしてください。
減圧症の危険があります。

シナイ山の登山は、とても楽しかったです。
ダイビングを1日休んでも行く価値はあるでしょう。
私もまた登りたいと思っています。





さて、部屋で寝ていると、ダイビングが終わってスタッフが顔を見せました。
どうだった？と聞くので、
らくだのことや、エロガイドのことをグチグチと話すと、
ダハダハと笑うのですよ！

次回はカイロです。

関連記事

• エジプトのダイビングと遺跡　vol.04　【シナイ山　下り道】
• エジプトのダイビングと遺跡　vol.03　【シナイ山　登り道】
• エジプトのダイビングと遺跡　vol.02　【シナイ山　こぼれ話】