先日、しばらくぶりに休日のお散歩にでました。
深川のお不動さんに新春詣です。
こちらはいつ来ても活気があっていいですね!
護摩焚きをしていたのでご祈祷のお相伴にあずかります。
お経と太鼓の構成がすてき!
エンターテイメントとしても楽しめます。
生きてるお寺は、こうでなくっちゃぁ!!
お隣の八幡さまにもお参りです。
今日の目的。 骨董市が開かれているんですよね。
とんぼ玉を探しにきたの?
って思われるかもしれませんが・・・。
昔はこのような露店でも、
ジャワ玉やターコイズなんかも売られていました。
ミルフィオリだったら、けっこうありました。
今では、ほぼ無いです。
あっても、現代のジャワ玉や中国物です。
でも、とんぼ玉が無くったって、骨董市は楽しい!
今日もぶらぶらとお店を覗きながら、
なんか面白いものないかなぁと。
途中、ちっちゃな鳥型の分銅がありました。
あら、17・18世紀ごろのビルマで使われていたやつじゃない?
ほどほどの値段だったから、買ってもいいかもってチェック。
とりあえず、一回りしましょうか。
っん?
とあるお店の一番すみっこ。 雑魚のコーナー。
古いガラスのおはじきの上、無造作にじゃらっと置いてあります。
いやでも目に入ってくる。
んんっ!!
手にとって見て。
え〜っと・・・いったん冷静にお店を離れます。
ちょっと考えてみよう!
チェコ・フランスの現代物? インドか?
戻って、凝視!
それが、これ。

ホワイトハーツとシードの連!!
オールドベネチアンと現代物との違いは、知っていればわかる。
どー見ても、オールド。
とはいえ、すっごくよくできたフェイクの可能性もすてきれない。
だって、こんなところ(失礼でした)にあるはずは・・・。
黄色のビーズは、ベネチアンか中国かな。
これだけでもかわいいし、ありそうで見つからないです。
ホワイトハーツは、濃い赤。

この色の組み合わせは、アジア好みですね。
イリアンジャヤやナガに似ています。
ホワイトハーツの真贋は置いといても、
アジアの仕入れになるものでしょう。
常連さんと話し込んでる店主のおじちゃんを横目で伺ってみる。
この扱いようから、玉の詳細を知ってるとは思えないけど。
んー、とりあえず値段だけ聞いてみようかな。
ふっかけられるかもな・・・。
「これ、いくらですか?」
「あっ、それ?」と、手にとって。
「一つ 500円だから、三つで 1000円!」
げぇっ! マジですかぁ?!!!
これ、ホワイトハーツが現代物だったとしても、
一連 1000円でもいいですよ!
オールドだったら、一連 3000円以上はつけられますよ!!
おじちゃん、ほんとにいいんですかあぁぁ?
「ください。」
躊躇する必要無しです。 3連ともいただきます。
お金を渡しながら、思わず。
「三つで 1000円。 ・・・ですね?」
おじちゃん。 怪訝そうに。
「1000円ですよ? ありがとうございます!」
・・・!
帰宅後、選り分けてみました。
黄色のシードが 96cm。

いい色です!
よく見ると、ロット違いなのか、
少し明るめのレモンイエローとの 2種でした。
すでに、1000円の元は十分とれてますよねー。
いろいろ使えちゃいます。
さて・・・問題のホワイトハーツ。
つなぎ直しながら、一粒一粒、ルーペで観察。

まず、下手な古色がついていないところに共感が持てます。
アンティークに見せるため、わざと汚したり擦ったりが無い。
ビーズが、オリジナルの連で市場に出てくるのは稀です。
崩して単連に分けたり、
少量ずつ集めて連にしたものが商品になります。
ある程度の汚れは洗っちゃうのが普通。
だって、本来、美しいものなので、
きれいな状態を見せたいじゃないですか。


芯もホール周りも自然な感じ。
紐擦れが確認できる玉もありました。
6mm前後の太玉。 鮮やかで深く濃い赤。
写真だと表現しきれてないけど、
クルムソンレーキに光を透したような赤です。
とろとろした触感が、とても気持ちがいい!
人肌に触れてきたものなんじゃないかと。
痛みの大きい数粒をはじいて、圧巻の 100cm!

数種類が混在していて、
一部、ころっと丸みを持った玉は新しい可能性もありますが、
全体でダメなところが見当たりません。
いいと思う!
っていうか・・・。
これが 1000円なんだから、なんだっていいです!!
今時、こんな掘り出し物があるなんてー!!!
ネットでの購入が主流の現在だけど、
自分の足と目で見つけたものは、やっぱりテンションが上がります。
たまには出かけてみるものですね。 原点を思い出しました。

深川のお不動さん。 ご利益ありがとうございます!
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