某駅の商業スペースでは、期間替わりで色々な催し販売をしています。
帰宅途中のある日、あやしげなビーズ屋が出店していました。
ダンボールに大きく【とんぼ玉】の文字。
店主のおっちゃんもどことなく胡散くさいです。
どうやら、山岳民族あたりの玉を売りにしてるみたい。
ちゃんとしたシェルパコーラルなんかも売ってたりするけど、
中心は、こんなのでした。

「おねえちゃん、古代のだよ。 めずらしいだろ? すごいだろ?」
「・・・はい。」
いや、これはインド製で 数十年のビンテージではないの?
大型で無骨なビーズ。
丸とかディスクとか蜜柑とか色々あるやつでしょ。
おっちゃんも、変形蜜柑を置いています。
それと、私を「おねえちゃん」はムリがある!
おっちゃんは続けます。
「こっちのは、ナガだよ。 これは高いんだよ!」
「えっ、そうなんですか?」
いやいや、それも・・・オールドではなくない?
まあ、それはいいとして。
実はこれ、欲しかったやつです!

おもしろいでしょう?
気泡を含んだボトルグリーンのガラスです。
蜜柑はあっても、特にこのチューブ型、
市場で見かけることは、まあ、ありません。
たぶん・・・なんでもないガラス玉だから。
そうですよ。 だいたい大きすぎるんだよね。
37mm × 18mm 穴は 9mm 。
もちろん、もっと大きい玉は他にもあるけど、
それらは、意匠を凝らした特別な玉だったりします。
これは、【ガラス】であることだけを、ぐいぐい主張してきます!
もう、ばかばかしいくらいです。
アクセサリーにしたら、
ビーズっていうより、ガラス着けてますってなるでしょう。
【瑪瑙とアフリカンパウダー・アコスのネックレス】
その横にいくつかあったのが、瑪瑙ビーズでした。

細かい縞目がすてき!
手に取ると、おっちゃん。
「古代の瑪瑙だよ。 ジーって言うんだよ!」
「・・・わあ、すごーい・・・。」
うーん。 どう見ても、アンティークってところでは?
でも、この縞目がとっても気に入ったので即買いです。
「最終日だからな。 ふたつで 5千円でいいよ。 安すぎるよ!
紐もあげるよ。 こういう本物を持たないとウソだよ!!」
「あ・・・ありがとうございまーす!」
いい商売だな、こりゃ。
この、昔のアジアのお土産屋っぽい感じがぞくぞくします!
とっても楽しい買い物をしました。
まじめにつっこむ必要なんて、まったくありません!!
おっちゃんがどこから仕入れたかも、
ジーとして作られたのかも定かではありませんが、
天然の縞目は二つとありません。

とっても美しい瑪瑙のアミュレットビーズだと思います。
アイが欲しいよね。


以前もご紹介したアコスの組み直しで両眼です!
つなぎは、あえて石。
黒にしたかったので、オニキスの黒。
ところで、ビーズ玉の黒のオニキスって、染めだって知ってました?
私は最初に知ったとき、かなり衝撃でした。
オニキスは縞瑪瑙ですからね。
確かに、黒の部分だけ揃えるのもコストがかかるだろうしなぁ・・・。
各色カルセドニーは言わずもがな、カーネリアンにも染めがあるよね。
これは染めてないさざれ。

よく見ると、真っ黒ではないし斑が入ったりしています。
でも、こっちのほうが自然でいい黒だと思うよ。
白いのは、リバーストーンって名前。
なに? リバーストーンって??
なんのことはない、大理石だった。
名前から、シーグラスのように川に流された石だと思ったけど、
なんで大理石がリバーストーンなんでしょ?
いつからこんなへんてこな名前で売られてるんだろうか??
天然石ビーズ・パワーストン市場は、
模造も含めて、なんでもありありなんですかね???
そんなこんなで、やっぱりこの手の瑪瑙は抜群の存在感。
パワーがあるんだかないんだか!
アコスのアイで、足りないパワーを補った気分になっちゃいましょう!!
着けると、相当にかっこよくなりました。
おまけでーす。

このこにアンティークを使うのもどうかと。
ちょっともったいないですね。
スワロフスキー、チェコのカットビーズとヘマタイトでつなぎました。

穴が大きいことを利用して、中にチェコを通してみました。
スワロフスキーでぴったりとフタです。
このチェコきれいです。
もっと買っておこうかな。

陽に透かすとこんな感じ!
夜は、光があたると鈍く光りますよ!!

つなぎもキラキラです。
ネタのつもりで組んだけど、以外とすてきになってしまいました!
ところで、このインドビーズ。
なんだかかわいくなって、もうひとつふたつ欲しいなぁ。
おっちゃん、何度か販売に来てると言ってたから、次にまた買おう。
・・・そして。
現れない! 2年になるのにー。
私は、こんなことばっかりです。
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