【バンチェン玉とインドパシフィックのネックレス】
2014 臨時収入で買っちゃう! 【eBay・セカイモン】 その6瑠璃のインドパシフィックでつなぎました。

すてき!

バンチェンは穴が大きいので、
中にビルマ出土のシェルビーズでクッションを入れました。
サイドは、ジャワ。

色々な青!
これらはみんな発掘玉です。
とんぼ玉・アンティークビーズには、ざっくりと分けて、
古代から中世の発掘玉と近世以降のトレードビーズがあります。
トレードビーズは、その名の通り、
交易で土地と人の間を渡って私たちにたどりつきます。
各地で、部族間を歩いて専門に集めてまわる商人がいたりします。
私がトレードビーズに感じている魅力は、
時代がたって稀少になったとはいえ、当時、
あくまで大量生産された製品だったというところです。
それを、買い手の側では特別なものとして入手して、
財産や宝石になり、神秘的な力のあるもと信じました。
【ただのガラス玉】なのにです。
悲しい歴史も楽しい歴史も経験したビーズは、手にすると、
一つ一つが【ただのガラス玉】とは思えないものを秘めています。
だから、また欲しくなるんです。
古代の玉は、護符や価値のある宝飾品として作られました。
重要な意味を持つ玉は、墳墓など神聖な場所の埋葬品になりました。
で、発掘されるのですが・・・。
もちろん、
自分の敷地を畑にでもしようと掘り起こしてたら偶然出てきた!
ってこともあるでしょうが、
洋の東西を問わず、十中八九、盗掘です。
それを私たちが買うわけです。
そして、盗掘・破壊された遺構は、公に知られることもなく、
調査もされず消えていってしまうことも少なくありません。
それは、とても重要な遺構だったかもしれません。
主人から引き離され所在がなく迷子になった玉たちなんですね。
このバンチェン玉もおそらくそんな玉です。

せめて自分のところに渡ってきた玉は、大切にしようと思っています。
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