【ジャパニーズ・ビンテージ】
ジャパニーズ・ビンテージの白地花吹雪玉。

欧米に輸出された、戦後、おそらく1900年代半ばのもの。
穴の大きさや雰囲気から、もしかしたらもう少し古いかも。
輸出用ということで、国内ではまず見かけません。
アメリカのデッドストックです。
ジャパニーズ・ミルフィオリとして、バリエーションがたくさんあります。

埋め込まれている花のモザイクが、なんとも和風でしょう?
その中でも、これは繊細な花ですね!
渦巻き模様もかわいらしく、とても手のいいものだと思います。

やわらかいピンク。
同じピンクでも、こういった【かわいい】色は他の国にはありません。
【桃色】です!
このビーズは、覚えがあります。
一般的には、あまり評価されていない(知られていない?)玉ですが、
私には特別な玉でした。
元号が平成になったころ、仕事にほとほと疲れていた私は、帰り道、
オフィスのある日本橋から新橋まで歩くことが唯一のストレス解消でした。
銀座の新橋よりに、小さなガラス細工専門店がありました。
ベネチアンのアクセサリー、ミニチュアのフィギュア、花瓶などの置物、
特にミルフィオリのペーパーウェイトは、
とっても幻想的で夜の街にキラキラとしていました。
見ているだけで、硬くなっていた気持ちがちょっとだけ和らぎました。
その一角に・・・。
ビーズを詰めた小袋がたくさん掛かっていました。
ポップには、
「昭和レトロ。生産終了品。なくなったらもうありません!」
詰め込まれたビーズに、この白い玉のシリーズが入っていました。
丸以外にもオーバルや捻り玉などいろいろな形と大きさ。
「かわいいな!」
って思ったんですけど、ビンテージには気が向かなかったので、
「だれも買わないみたいだし、今度にしよう。」
そうして、毎日のように眺めて長いこと。
ある日、お店の明かりが消えていました。
「今日はお休み?」
その後、二度とお店が開くことはなかったというお約束の展開です。
やっぱり欲しかったなぁ・・・と、なによりも、
帰り道のキラキラがなくなってしまったことがとても残念でした。
「なくなったらもうありません!」ですね。
なので今回、
あの時の、けなげ(?)でかわいかった(??)私に買ってあげましょう!
ピンク・ブルー・グリーンの3色。
選べないので、みんなください。
各4玉セットで、即決落札価格 3ドル50セント(414円)と激安。
がっ、安ければ安いほど諸経費が割高になるんだよね。
もー、手数料の時点で本体より高いですから。
ちなみに私は、絶対必要な2次決済金額は別物と考えています。
結局、1次決済で 9ドル98セント(1,179円)× 3 です。
な、なんて大人な買い方なんでしょう。
でもさ、15mm の大玉だし、1玉 約 2ドル50セントだもん。
と、無理やり自分に言い聞かせ、届いた包みを開けてみると・・・。
あれ? 5玉ずつある!

おまけしてもらっちゃいました! ありがとうございます!!
あの時のキラキラを見たようです。
- 関連記事
-
コメント