メキシコ・ユカタン 2014 vol.13 【ウシュマルとカバー】

9月18日、昨日は夜のメリダしか見てないので、朝の街も見てから出かけます。

9:00 ごろ市場のお土産屋が開くだろうというので、合わせてホテルを出発。
10:30 までうろうろしてメリダを離れます。


途中での展望。

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メキシコっぽい?
サボテンとか手前の植物はここの持ち主が育ててるのです。


これが、昨日の【チャヤ】!

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先にお昼です。

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ローカルレストランで、ここでもトルティーヤは手作りです。


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ポークのグリル。


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チキンのグリル。


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コチニータ・ピビル。

どれもシンプルで美味しい! みんなもよく寝て食欲も復活したみたい。
観光最終日です。 気合いを入れていきましょう!!


【ウシュマル】

ここもエントランスが変わった?


【魔法使いのピラミッド】

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他にはない曲線の美しいピラミッドです。
裏側。


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表側。
12年前は、修理中でした。


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マヤアーチは、
西洋にある圧力を分散して組み上げる本当の意味でのアーチではありません。
疑似アーチとか持ち送り式といわれる工法です。

空間を支えるため、壁は厚く内部は狭くなる。
空間を作るためのアーチなのに広くは作れないっていうジレンマです。
神殿部をこの工法で作って飾り屋根を乗せようものなら、
重くて空間は狭く狭くなってしまうのはしかたないんですね。

パレンケでは重量を軽減させるため、
くり抜き窓や透かしの飾り屋根を作るなどの工夫をしています。


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アーチの仕上げにもいろいろあって、
持ち送った部分を直線だったりアールを持たせて削ってたりと、
細かく見ると職人のこだわりが感じられて楽しいですよ!

この、持ち送り式の擬似アーチで有名な遺跡がアジアにあります。
それはもちろん、アンコール遺跡ですよね!


【尼僧院】

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モザイクがいっぱいです。


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あまりに残りがいいので、初めて来たメンバーが、
「遺跡の感じがしない!」
だって! なんて贅沢な!


【総督の館】

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おっと、修理中ですね。


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ここのモザイクも見事です。


【双頭のジャガーの台座】

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小山のように見えますが・・・

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【グラン・ピラミッド】

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今では貴重になった、登れるピラミッド。


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神殿内のマスク。


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コンゴウインコ。


ここからの眺めは最高!

【鳩の家】

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【尼僧院】と【亀の家】

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【魔法使いのピラミッド】

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すごーいよね!

大抵のピラミッドの神殿部は、
反響して声が届く作りになっていることが多いです。
ここも、上でしゃべると下に丸聞こえ!


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この後、夜のライトアップショーを観に行く予定でしたが、
ハリケーンの雨と雷で照明設備が壊れてしまったって!

では、カバーに変更しましょうよ。

今、3:30。 4:00 が受付終了です。 いそげ!


【カバー】

ぎりぎりに到着。 よかった!


【仮面の宮殿】

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ゴズ・ホープ、巻かれたマット(のような鼻)という名前の建築物。
仮面はチャックとのガイドを受けると思います。


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では、こんなにチャックが並んでるのに、
どうして、チャックの~ではなく、あえて仮面の~となってるのでしょう?

実はプークを代表するこのモチーフが、
昔も今もチャックだと同定されてはいないからなんですね~。
プークの遺跡で、それをいっちゃーおしまい感があるけども・・・。

ではなにかというと、本当はウィッツじゃないか?って話です。

ウィッツの根拠はコパンにあって、
ユカタンのモチーフに似てるけど頭にウィッツの文字を乗せてます。
だから、コパンのはウィッツに間違いなかろう?ってことです。

それで、酷似したユカタンのモチーフも、
南部低地から伝わったウィッツなんじゃねーの?ってね。


これが、コパンのウィッツ。

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実際に見ましたが、たしかにそっくりさんです。

面白いですね!


似たような論争は、テオティワカンでもある。
シウダデーラの【ケツァルコアトルの神殿】では、

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この、トラロックっていわれてる顔はワニなんじゃない?って!
横からみれば、歯の表現とかワニっぽく見えますね。

えっと、ふたつの輪っかは目じゃないですよ!
輪は、水のモチーフです。

その下の横に広がってついてるのが目です。
そう意識すると、ますますワニの顔に見えるかも?

でも、トラロックも伸びた唇に牙、ぐりぐりの目が特徴です。
これはもう、作った人に聞かないと・・・。
私は、水に関係する多様な性格を持たせた、
複合的な表現だろうと考えています。


チャック・トラロックはそれぞれ、マヤ・ナワでの雨の神様です。
重要な神様ほど実態はつかめないものなのでしょう。

マヤの、チャック・ウィッツのモチーフ、さらには、入口を覆う怪物の顔、
私がいつもそっくりだなーって感じるのが、大陸の青銅器文化の饕餮文です。

彼らの容姿は、私たちモンゴロイドの中に古くから潜んでいる、
畏怖すべき神聖なもののイメージなのかもしれませんね。


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文字の基壇ですが、ブロックは適当に積まれちゃってるらしいです。


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彫刻や漆喰もよく残ってますね。


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戦いの場面です。 捕虜の処刑。


【強い手を持った男の像】

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王の像だと思われています。


【宮殿】

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整って品のある建物です。
プウク特有の円柱がすてき!


そして、カバーといえば・・・このツアー最後の遺跡になりました。


【マヤアーチの門】

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堂々とした門!
どのアーチよりもこの門が好き!

なによりも、門が大好き!!

ハリケーンで照明が壊れて・・・もうしわけないけど、ありがとう!
この門にもう一度来ることができました。

なごりおしいけど、門からさよならします。
門を通ると、きっとまた、いつものように戻ってくることができそうです。


ホテルに戻り、最後の夕飯。
街に出て、地元のレストランへ。

お昼と同じスタイルだったけど、こっちの方が美味しかった!


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ビーフのなにか。


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チキンのグリル。 これ、チョー美味しい!


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ポークのグリル。 タマネギが最高!

この他、内陸なのにセビーチェがあったのでたのんだけど、
エビがどうみても冷凍の小エビだったのはご愛嬌です。


星を見ながらホテルに戻りました。

明日は、メキシコを離れます。




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