9月18日、昨日は夜のメリダしか見てないので、朝の街も見てから出かけます。
9:00 ごろ市場のお土産屋が開くだろうというので、合わせてホテルを出発。
10:30 までうろうろしてメリダを離れます。
途中での展望。

メキシコっぽい?
サボテンとか手前の植物はここの持ち主が育ててるのです。
これが、昨日の【チャヤ】!

先にお昼です。

ローカルレストランで、ここでもトルティーヤは手作りです。

ポークのグリル。

チキンのグリル。

コチニータ・ピビル。
どれもシンプルで美味しい! みんなもよく寝て食欲も復活したみたい。
観光最終日です。 気合いを入れていきましょう!!
【ウシュマル】
ここもエントランスが変わった?
【魔法使いのピラミッド】

他にはない曲線の美しいピラミッドです。
裏側。

表側。
12年前は、修理中でした。

マヤアーチは、
西洋にある圧力を分散して組み上げる本当の意味でのアーチではありません。
疑似アーチとか持ち送り式といわれる工法です。
空間を支えるため、壁は厚く内部は狭くなる。
空間を作るためのアーチなのに広くは作れないっていうジレンマです。
神殿部をこの工法で作って飾り屋根を乗せようものなら、
重くて空間は狭く狭くなってしまうのはしかたないんですね。
パレンケでは重量を軽減させるため、
くり抜き窓や透かしの飾り屋根を作るなどの工夫をしています。

アーチの仕上げにもいろいろあって、
持ち送った部分を直線だったりアールを持たせて削ってたりと、
細かく見ると職人のこだわりが感じられて楽しいですよ!
この、持ち送り式の擬似アーチで有名な遺跡がアジアにあります。
それはもちろん、アンコール遺跡ですよね!
【尼僧院】


モザイクがいっぱいです。

あまりに残りがいいので、初めて来たメンバーが、
「遺跡の感じがしない!」
だって! なんて贅沢な!
【総督の館】


おっと、修理中ですね。

ここのモザイクも見事です。
【双頭のジャガーの台座】

小山のように見えますが・・・

【グラン・ピラミッド】

今では貴重になった、登れるピラミッド。

神殿内のマスク。

コンゴウインコ。
ここからの眺めは最高!
【鳩の家】

【尼僧院】と【亀の家】

【魔法使いのピラミッド】


すごーいよね!
大抵のピラミッドの神殿部は、
反響して声が届く作りになっていることが多いです。
ここも、上でしゃべると下に丸聞こえ!

この後、夜のライトアップショーを観に行く予定でしたが、
ハリケーンの雨と雷で照明設備が壊れてしまったって!
では、カバーに変更しましょうよ。
今、3:30。 4:00 が受付終了です。 いそげ!
【カバー】
ぎりぎりに到着。 よかった!
【仮面の宮殿】

ゴズ・ホープ、巻かれたマット(のような鼻)という名前の建築物。
仮面はチャックとのガイドを受けると思います。

では、こんなにチャックが並んでるのに、
どうして、チャックの~ではなく、あえて仮面の~となってるのでしょう?
実はプークを代表するこのモチーフが、
昔も今もチャックだと同定されてはいないからなんですね~。
プークの遺跡で、それをいっちゃーおしまい感があるけども・・・。
ではなにかというと、本当はウィッツじゃないか?って話です。
ウィッツの根拠はコパンにあって、
ユカタンのモチーフに似てるけど頭にウィッツの文字を乗せてます。
だから、コパンのはウィッツに間違いなかろう?ってことです。
それで、酷似したユカタンのモチーフも、
南部低地から伝わったウィッツなんじゃねーの?ってね。
これが、コパンのウィッツ。

実際に見ましたが、たしかにそっくりさんです。
面白いですね!
似たような論争は、テオティワカンでもある。
シウダデーラの【ケツァルコアトルの神殿】では、

この、トラロックっていわれてる顔はワニなんじゃない?って!
横からみれば、歯の表現とかワニっぽく見えますね。
えっと、ふたつの輪っかは目じゃないですよ!
輪は、水のモチーフです。
その下の横に広がってついてるのが目です。
そう意識すると、ますますワニの顔に見えるかも?
でも、トラロックも伸びた唇に牙、ぐりぐりの目が特徴です。
これはもう、作った人に聞かないと・・・。
私は、水に関係する多様な性格を持たせた、
複合的な表現だろうと考えています。
チャック・トラロックはそれぞれ、マヤ・ナワでの雨の神様です。
重要な神様ほど実態はつかめないものなのでしょう。
マヤの、チャック・ウィッツのモチーフ、さらには、入口を覆う怪物の顔、
私がいつもそっくりだなーって感じるのが、大陸の青銅器文化の饕餮文です。
彼らの容姿は、私たちモンゴロイドの中に古くから潜んでいる、
畏怖すべき神聖なもののイメージなのかもしれませんね。

文字の基壇ですが、ブロックは適当に積まれちゃってるらしいです。

彫刻や漆喰もよく残ってますね。

戦いの場面です。 捕虜の処刑。
【強い手を持った男の像】

王の像だと思われています。
【宮殿】

整って品のある建物です。
プウク特有の円柱がすてき!
そして、カバーといえば・・・このツアー最後の遺跡になりました。
【マヤアーチの門】

堂々とした門!
どのアーチよりもこの門が好き!
なによりも、門が大好き!!
ハリケーンで照明が壊れて・・・もうしわけないけど、ありがとう!
この門にもう一度来ることができました。
なごりおしいけど、門からさよならします。
門を通ると、きっとまた、いつものように戻ってくることができそうです。
ホテルに戻り、最後の夕飯。
街に出て、地元のレストランへ。
お昼と同じスタイルだったけど、こっちの方が美味しかった!

ビーフのなにか。

チキンのグリル。 これ、チョー美味しい!

ポークのグリル。 タマネギが最高!
この他、内陸なのにセビーチェがあったのでたのんだけど、
エビがどうみても冷凍の小エビだったのはご愛嬌です。
星を見ながらホテルに戻りました。
明日は、メキシコを離れます。
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