まだまだ作っちゃいましょう!

こんなボーンから。 びっくりな形ですが大丈夫です。
私は、デジタルで絵を描いたりするとき、めったに下描きとかしません。
で、3Dを作るときもイメージをスケッチしたりはしないんですね。
頭のなかにある形を、作りながら鮮明にしていく感じでしょうか。
なので、このソフトは私にぴったり!

顔が現れましたよ!
自分でいうのもなんだけど、だんだんうまくなってると思うの。
姿がボーンの中から現れてくると、ほんと、楽しいです。

こんなふうになりました!
おわかりでしょうか? 【迦陵頻伽】です。
次は、楽しいスキンの作成です。
全体のバランスを見ながら、すこしづつ重ねていきましょう。

顔がだいたい仕上がってきて・・・これはいかん!
この目はヤバイです。
もうデータは捨ててしまいましたが、試しに目をいれてみたら、
案の定、なんちゃら秘宝館にいる天女だかなんだかみたいになっちゃいました。
直しますとも・・・!
完成したのがこちらです。


全方向からみて、破綻のない造形をめざしてみました。
どうでしょうかね? けっこういいかも。

上からは、宝相華に見てもらえたらうれしいな。
脚を捨てた前作、でも、このこは下からのぞいてもだいじょうぶです。
ちゃんと、鳥の下半身です。 ちょー立体でしょ!
手は、本当は印を結ばせたかったところですが、それっぽい風で妥協です。
というのも、だったら大きくすればいいじゃんって思ってたんだけど、
どうも、総ポリゴン量が決まってるようなんです。
残念・・・せめて倍量ほしいなぁ。
もう一つ、スキンについても注意が必要。
色や、イメージのマッピングは、
モデルに投影されるんじゃなくて、ポリゴンにペイントするようになってる。
ということは、ポリゴンが粗ければ、いくらマップのイメージを作り込んだとしても、
三角形のギザギザのボケボケになっちゃうのだ!
きれいでシャープなマッピングをしたかったら、
細かいモデリングはできなくなるけど、基本形からそれほど大きくしないほうがいいです。
色は、ポリゴンの目立たないキワを境に塗ってくといいです。
ようは、どこに妥協点をおいてバランスよく造り込んでいくかってことになる。
こだわりの顔は、これです。

お直しに、3日もかかったの。
目線は、結んだ印(のようなやつ)の指先を見ています。

アップにしてもたえられる! よかった!!
唇をみると、先ほどのポリゴンの件がよくわかりますよね。
三角でしょ?

レンダリング結果です。 今回は、イメージにあってるかな?
3Dのモデルって、もちろん単なるデータで実体がないものですよね。
想像上の生き物に存在感があるように思わせるってことでは、
とても適した表現方法じゃないのかな。
私は、「すごい3DCGです。」というより、
実存を錯覚させるようなものを作りたいなぁって考えています。
3Dプリントはとても興味があるけど、出力したら、お人形ってだけになっちゃって、
デジタルの不自然な魅力が消えてしまうかもしれませんね。
そんなこんなが、伝わったのかどうか・・・。

ソフトのメーカーのAutodeskさんにフィーチャーしていただきました!
それぞれのソフトのトップページに載っけてもらえます。
【迦陵頻伽】でした!
次は、なにを作ろう!!
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