正倉院展へいく前に、ちょっと戻って、平城宮跡です。
大極殿を出たあと、なぜか、一度も入ってなかった【平城宮跡遺構展示館】へ。
私が来るときは、いつも休館日だったんです。
平城宮跡遺構展示館
発掘されたままの状態で、保存展示されています。
別の室には、発掘時の土層の展示もあって、ちょっとマニアックですがおもしろいです!

石とレンガの基礎。

こちらが、復元イメージ。
このパネルはいいですね!
というのは、今立っている場所からのアングルで、
展示室のフェンスも描かれてるでしょ。
具体的な物のない遺構展示でも、
建物の規模とかがイメージしやすいと思います。

平城宮跡では、その他、いろいろな展示方法があるので、
勉強になります。

この模型もすてき!
遺跡の完掘状態の模型。
展示の場所を、囲ってあります。
15時、博物館前にさしかかると、みなさんスムーズに中に入っていきます。
初日の土曜日の午後だから、すいているのかな?
明日の予定を変更して、【正倉院展】です!

残念・・・
【正倉院】は再来年までおあずけです。
てことは、再来年は、秋に来ないと!
メインの【瑠璃坏】は、正面を回るルートは、30分待ち。 そんなに待たないですね。
どうしようかと考えましたが、外側に行きました。
前回見ているというのもありましたが、正面に回ってもじっくり見られるわけではありません。
流れていかなくてはいけないので・・・。
今日は人出が少ないから、外側がすいてます。 並ぶ30分、存分に見ることができました。
今年は、【瑠璃坏】にちなんでか、ガラス製品が充実していたように感じます。
捻り玉の【雑色瑠璃】、マーブルの【雑色瑠璃】、雫形の大玉【碧瑠璃】、すてき!
とんぼ玉好きの私にとっては、とてもたのしい展示でした。
正倉院のガラスといえば、この【瑠璃坏】と【白瑠璃椀】が浮かびます。
どちらも、ササン朝のガラスです。
交易用として、ある程度の数作られたと考えられています。
各国・各地で、同様のガラスは発見されていますが、
正倉院の古代ガラスが特別なのは、伝世だということです。
伝わる古代ガラスが、いつ正倉院に納められたのか、はっきりとはしていません。
どのように渡って、今、ここにあるにしても、
地中に埋もれることなく伝わってきたからこそ、千年を越えて、変わらないうつくしさを保っています。
最近ニュースにあった、不空羂索観音像の宝冠のガラスの勾玉も、使用目的から、出土とは考えにくいです。
伝世であるなら、とんでもなく稀少なガラスです。
・・・っで? なにがいいたいのかというと・・・ 【伝世の玉】ほしいです!
ほんとに、【伝世の古代ガラス】なんて、世界中さがしても、どこにもないんですから。
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