金曜日、東京はひさしぶりに降水です。 しかも、雪。
そこで、
このブログを始めるまでの20年、唯一撮った奈良の写真を載せときます。
2004年から2005年の奈良のお正月です。
友だちから、コンデジを水中ハウジング込みで、たしか3000円くらいで下取りしました。
今だったら相手にされない、最高で1600×1200しかない解像度のやつ。
デジカメを使うのは初めてだったので、おためしで奈良に持ってきたんです。
結局、ダイビングでは一度も使わずに終わりました。
この年は、年末から関東でもすごい雪になった年です。
奈良のお正月はたいてい不安定な天気で、いつも多少の雨や雪が降ります。
だけど、こんなに降られた記憶はないですねぇ。
カメラを持ってきてよかったと、このときばかりは思いました。
では、ここから。
雪の法隆寺
2004年大晦日。 版画のような雪が降りました。

中門金剛力士像 阿形。
日本最古、奈良時代の像です。 塑像で屋外、各時代にたくさん補修をうけてます。
なんとなくぽちゃってるのは、後から塗られてるからじゃないでしょうかね。
う~ん・・・どうしてもピーリングしてあげたい!

中門金剛力士像 吽形。
こちらは、胴を木に置き換えられています。
阿形にくらべ造形が薄いのですが、かえってシャープな印象です。 私は、この補修は好きです。
頭部は奈良時代のもので、顔も吽形のほうが好み!

まだ暗かった金堂の内陣に浮かぶお釈迦さまは、この雪にぴったりでした。

今までで、一番美しい法隆寺だと思っています。
迎えた、2005年元旦。
こんなに雪が降ったのであれば、いくところは決まってますよね!
雪の室生寺
雪も降りながら合間に日もさすといった絶好のお天気!
しっとりとした、鎧坂です。

弥勒堂も静か。

かわいらしくて上品な懸造りの金堂。

ここからのお堂のたたずまいが一番好き。

光る灌頂堂。
彩度を落とした仕上がりにしてみました。

もう一枚! 五重塔です。
たまには、印象写真もいいかも!
レタッチって、いまではデータを加工して事実と別なものにするイメージがあるけど、
本来は、そういったことではありません。
像を撮って、どういう絵に仕上げるかまでが写真です。

奥の院へいく途中。

雪をかぶった室生の里。

奥の院御影堂。
このお堂の屋根は、次回ちゃんと撮ってこないと!

やっぱり、室生寺には雪!
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