奈良町を代表するお寺が、元興寺です。 大好きなお寺です。
元興寺しまった! 東門を撮りわすれた! 東門は東大寺から移築された重文だから見逃さないでね!
気をとりなおして・・・元興寺にも石仏があります。

こういう看板。
それぞれの尊名と年号が書いてあります。
・・・でも、どれがそれなのか確証がもてません。

これはわかる!
不動明王立像です。

地蔵菩薩立像。
なんだけど、ほかにも地蔵菩薩はいらっしゃって、
説明の地蔵さまかどうかは定かではありません。

これもわかるよ!
弘法大師だ!

十一面観音立像をさがしたんです。
たぶん、こちらでしょう。
長谷式とあるので、錫杖と水瓶もってるし。
さあ、境内に入ります。 ここにも、石造物です。

ちびの五輪塔がいっぱい!

こっちにも!
元興寺は、ほんとにすばらしいお寺で、時間をわすれてしまいます。
はじめに、本堂で本尊の曼荼羅をお参りし、収蔵庫へ。
国宝の五重小塔は、工芸品のようです。
どれもすてきなのですが、元興寺のすばらしさは、建築にこそあると私は思っています。
元興寺 行基葺
古代の瓦です。

丸瓦を重ねて葺いてあります。

日本最古。
千年の時を越えて存在します。
元興寺 本堂
鎌倉時代に禅室と分けられました。

うつくしい業平格子。

木組みもすてき!
元興寺 禅室
シンプルで、すばらしい! 私が大好きな建築のひとつです。

シンメトリーなデザイン。
機能美です。

蟇股も完璧。
支えるというのはこういうことです

こっちは、腕で持ち上げています。

双方の造りの違いがわかる。
とってもたのしい場所なの!
私は、この禅室をはじめてみたとき、とても感激して涙がでそうになりました。
これほど単純でうつくしいものはないと思ったからです。
建築は、時代に敏感でダイナミックに変化するのがおもしろいんです。
でも、そのために消えていってしまうから、残っているものはそれだけで奇跡だと感じます。

やっぱり、青い空がいいな!
番外編奈良のお正月 2012 vol.11 番外編その3 【奈良町】
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