東北地方太平洋沖地震 福島県双葉郡浪江町請戸

3月11日。
大変な日になりました。

私は、職場の大塚から、ダイビングショップのある高田馬場に歩いて移動して、
一晩すごしました。
夜6時から7時ごろ、池袋から新宿渋谷方面の間の人の多さは、
双方向へ向かう人で、とんでもないものでした。

当日から、一晩明け、被災地区の映像が流れるテレビを見て、心が痛みます。

私の母方の叔父叔母、従兄弟が福島県双葉郡浪江町請戸というところに住んでいます。
請戸港にある、集落です。
一家族は、直後、まだ電話回線が繋がっていた時、
関東に住んでいる叔父叔母の家族を通じて、避難したという連絡がありました。
もう一家族は、不明なままです。

その連絡から、請戸はすべて流されてしまったと聞きました。

気に病んでいたところ、今日13日になって、
浪江町の棚塩、請戸、中浜の3地区で、918人の安否不明との情報です。
この3地区は、北から棚塩、請戸、中浜と海岸に並んだ地域です。

Google Earthに、
福島第一原子力発電所から中浜の災害後の衛星写真があがっていました。
堤防が欠壊し、家屋が西側の山裾まで津波で押し流されているのが見て取れます。
唯一確認できる建物は、請戸小学校だけでした。
請戸、棚塩も同じような状況だと想像されます。

Google Earthの衛星写真を見るには、
Googleのホームの、
【東北地方太平洋沖地震に関する災害情報をまとめたページを開設しました。】
に入ります。
下にスクロールすると、
【地図による災害情報】
があります。
【Google Earth のファイル(こちらの KML ファイルをダウンロードして、Google Earth にてご覧ください)】
とありますので、
【・被災地の衛星写真(震災後): KML をダウンロード】
をダウンロード。
福島第一原子力発電所にマーカーが立っています。
ズームしていくと、北側に、中浜と請戸小学校が写っています。
請戸小学校より北は震災前の画像です。
請戸に関する現状の画像情報は今はこれだけのような気がします。


※ 3/14 7:35 日本語でも情報が更新されていたので修正です。
※ 3/16 23:40 修正です。

請戸周辺の画像があがっていました。
【東日本大震災に関する情報 ( 消息情報、避難所、義援金受付など )をまとめたサイトを開設しています。】
から入ります。

【地図による災害情報】の、
【被災地の衛星写真は http://goo.gl/hisaichi からアクセスできます。】
から入ると地図が開きます。
赤丸のマーカーをクリックして下さい。

※ 以下の画像は以前のものですが、衛星写真の見方は同じです。

東北地方太平洋沖地震_GoogleEarth01

ポップアップの上のリンクは、ブラウザーで該当の画像のみが開きます。
ファイル(KML形式)をクリックすると、
ファイルがダウンロードされて、Google Earthが立ち上がります。
夜間の画像のため見づらいですが、津波によって壊滅状態であることがわかります。


東北地方太平洋沖地震_GoogleEarth02


テレビなどで報道されていない場所については、知る術がありません。
ほかにも、情報が得られない場所で災害に遭われている方のご家族は、
たくさんいらっしゃることと思います。
とても心配ですが、希望をもって待つことしかできません。

3/15 追記

この2日で、たくさんの方がこの記事をみてくださいました。

私の親戚の安否も少しずつわかってきました。
それには、よい知らせも、よくない知らせもありました。

棚塩、請戸、中浜の情報があまりにも少ないのは、
この地区が原発の避難区域になっているからだと思われます。
原発が解決しない限りはどうにもならないのかもしれません。
今の原発の状況も心配ですよね。
よい方に向かうことを祈っています。

3/16 追記

請戸の情報を一生懸命さがしていらっしゃる方から、コメントいくつか頂いております。
コメントは非公開にしておりますので、ここでお礼申し上げます。

今日、被災地から連絡がはいりました。
あくまでも、私の叔父叔母の避難した経路ですが、
同じように避難されている方もいらっしゃると思いますので、載せようと思います。
聞いた話なので、間違いもあるかもしれません。

地震の直後、津波が来るということで逃げていたところ、
消防車に助けてもらったそうです。
浪江の町の方に避難した後、原発の避難区域だということで、川俣高校へ再度避難。
ここで、再会できた人もいたようです。
原発の避難区域拡大にともなって、更に避難先を移動。
16日、会津の避難所にいるとのことです。
会津の避難所では、まだ暖房も水もあると言っていました。

みなさまの安否のことは、無責任に口にすることはできませんが、
請戸のなかの、叔父叔母の住んでいる区域では、多くの方々が無事避難できたそうです。
でも、さらに海に近い区域に住んでいる親戚のことは、
まったくわからないということでした。

ほんとに、被災された方々、そのご家族のみなさまは心を痛めていると思います。
この震災で、連絡のとれない方々の安否が早く判ること、
被災されてる方々が安心して眠れる日が早く来ることを願っています。

3/20 追記

震災から10日がたちました。
みなさま、お疲れのことと思います。

状況は相変わらず。
今の関心は、やはり原発のことではないでしょうか。
ここ数日で、少し安心したとかと思えば、また、不安が増したりともどかしいですが、
冷静に情報を判断することが重要だと思っています。

私たちができることは、冷静に、落ち着いたいつもの生活を送ることにつきます。
でなければ、この先、被災された方々と地域のお手伝いをすることが難しくなってきます。
とはいっても、なかなか簡単にはできませんよね。心配ですものね。
でも、落ち着こうと意識して考えてみることだけでも行動が変わってくると思っています。

私事ですが、私の父は、退役しましたが定年まで自衛官でした。
今、原発の現場で作業されている、自衛隊隊員とご家族の覚悟とお気持ちを思うと、
他人事ではありません。
もちろん、消防庁・東電の方・その関係者の方も同様です。
無事に任務が遂行されること、良い結果がもたらされるとこを祈るばかりです。




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